永井玲衣氏『世界の適切な保存』より(1)

わたしたちの生は、不確定な偶然性にゆだねられている。そうならなくてもよかったが、そうなってしまったことに満ちあふれている。そうなるべきなのに、そうなってくれなかった、ということにも。なんだかよくわからないが、そうなっている、ということも。偶然は、偶然を連れ立ってやってくる。大きな見えない手が、細かい砂粒のような瞬間をかき集めて、わたしたちの現実を形づくる。それは思いもよらぬほど素敵になったり、うまくいかなかったりする。

永井玲衣著『世界の適切な保存』より

偶然に偶然が重なって……ということは、
世の中良い意味でも悪い意味でもあると思う。

だが、偶然起こった現象を利用して、意図的に行動して得られた結果は、
偶然ではない。

世の中自分の思い通りにいかないことも多いが、
自分はこのようにして自分の望む方向に自分の人生を少しずつ軌道修正してきたし、
自分のコントロールできる範囲を少しずつ増やしてきた。


ちなみに本の話とは全く関係ないが、
最近オープンしたイノゲート大阪のスタバに行ってきた。
(新作の「サンシャイン パイン フラペチーノ」も飲んだ)

私が知る限りは地下からは行けず、いったん地上に出る必要があったので暑かった。。
(もし地下道からそのまま入れるルートがあったら教えてください)

感想として、天井が高くて見晴らしがよい。
おまけにTSUTAYA BOOKSTOREが隣接しており、そこの購入前の本を3冊まで持ち込めるのでまったりできる。
大人のデートにもいいかも。

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