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初めて買った香水

22歳の秋、新宿伊勢丹メンズ館でPENHALIGON’S(ペンハリガン)の
JUNIPER SLINGを買った。

きっかけになった出来事

香水など全く興味がなかった僕がなぜいきなり高島屋まで足を運び香水を購入したのか。そのきっかけになったのが中学の吹奏楽部でお世話になったM先輩である。中学当時、フルートを吹く姿が美しく憧れの先輩であった。

そんな先輩がInstagramのストーリーで僕の大好きな表参道のピザ屋さんを載せていたのだ。脊髄反射でそのストーリーに反応しDMが始まった。
そして次の日には「ご飯でもどうですか」と誘っていた。
めでたく先輩とのディナーの約束をこぎつけた僕はネットでお店を探したり、食通の会社の先輩にお勧めを聞いたりしてやっとこさイタリアンのお店を見つけた。

気合が入っていると思われても恥ずかしいし、かと行って粗末な店にお連れするわけにもいかず…
結果ちょうど良いお店を見つけることができました。

ディナー当日

4時間ほど早く到着した僕はお店周辺をリサーチしたり、二軒目を探したりしていた。すると先輩から「早く着いちゃった」との連絡が。
服でも見ようか、となり待ち合わせをした。
8年ぶりにあった先輩は昔と変わらず可愛かった。

何する〜?となり、先輩のすすめで伊勢丹のメンズ館へ。
香水の話になり買ったことがないと僕が言うと先輩は僕を引っ張って香水売り場に連れて行ってくれた。色々な香りを試したが、ペンハリガンに惹かれた。
先輩も気に入っていたし買ってもいいかな、と思っていたが高い買い物だったし、変化があると教えてもらったので腕につけてショッピングを楽しんだ

ちなみにここではdenhamというデニムブランドのジーンズを買ったがこれはまた別の機会にnoteにして見ようと思う。

結局その日は6万ほどのデニムを買ってしまったため香水の購入は諦めた。


その後先輩とどうなったかは皆さんのご想像にお任せする。



購入

二週間ほど経ってもやっぱりあの香水の香りが忘れられなかった。
香りと思い出はリンクする、と言うがその通りだなと感じた。

仕事が休みの日に新宿に出向き朝一でペンハリガンの「ジュニパースリング」と「エンディミオン」を試した。お昼ご飯を食べ、服を見たりレコードを買ったりして時間を潰し、夕方ごろまたお店に出向いた。

そして買ってしまった、PENHALIGON’S  「JUNIPER SLING」 

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ジンのカクテルに着想を得た、遊び心のあるフレグランス。
時間とともにほのかな甘さを増し、お酒が入って楽しくなってきたような感じがする。
調香師は、オリビエ・クリスプ。


この一件で僕は香水が大好きになった。


PENHALIGON’Sについて

ここでペンハリガンについて知ったことを書いていこうと思う。

1870年にウィリアム・ペンハリガンによって創られた英国のフレグランスブランド。初めは理髪店として営業を始めたがその実績が評価され”英国王室御用達の理髪師兼香水商”という称号を与えられた。
伝統を持ちつつも奇抜さを併せ持ち、現在も英国で上質な素材をふんだんに使った香水作りをしている。


終わりに

香水は自分をプロデュースすることができると思う。
優しい性格の人がウッディーな香水をつけていれば、優しさの中に知的な印象がプラスされるし、逆に男性的な人がオリエンタルな香水をつければ、紳士的な自分を演出することもできる。
一口にウッディーやオリエンタルと言っても香りの変化もあるし、つける場所によってもどんな時に、どれくらい香るかが変わってくる。

なかなか手を伸ばしにくい分野だと思うが勇気を出して購入してみると良いのではなかろうか。僕は香水をつけ始めてから少しだけ自分に自信が持てるようになった…気がする。

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