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思いやりということ

気がきく人というのは思いやりのある人と言えると思っています。

例えば家族でも同僚でも友人でも、何人かで外食のテーブルを囲む時、片側に置いてあるおしぼりやお箸を良いタイミングで配ったり、誰が何を次に必要とするかに気づいてさりげなくお醤油などをそばに置いてくれたり、そういうことを自然にできる人って普通の人にとっては普通のことなのかもしれませんが、わたしにとっては気が利いてすばらしいなと思うのです。

わたしはそういうことができなくて、今日こそはしっかりみんなを観察して、できることはささっとやるぞと身構えていても、不意に自分の思考の中に入ってしまいがちで、必要な時にタイミングを逃したり、不用な時に無駄な動きをしたり、空回りしてしまいます。

会食の席だけではなく、人と何かするときには、あー今日も気が利かなかったなとがっかりすることがよくあります。

自分のことしか見えていなくて、人を思いやるということが苦手です。

先日、勝間和代さんの文章の中で、
「思いやりとは自分の拡張である」
という一節を読みました。
自分と他人を区別せず、他人も自分のことのように扱うということ。

これはとてもわかりやすく、わたしにも「思いやり」のイメージがわきました。

早速、自分の拡張、と思いながら家族に接するようにし始めました。

まだなんとなくですが、家族をより近く感じられるような気がしています。

小さなことから少しずつ、思いやりの心を育てていきたいと思います。
そしていつか気がきく人になりたいです。


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