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読書日記 6 『「ない仕事」の作り方』みうらじゅん

『「ない仕事」の作り方』 みうらじゅん著

なにかわたしにもできる副業ないかな?
と常々考えています。
考えているだけでなんの行動も起こせずに早数年が経ち、そろそろ焦ってきています。

そんな状況で、こちらの本のタイトルが気になり読んでみました。

筆者は、「ゆるキャラ」「マイブーム」などの言葉を創り、仏像ブームの火付け役とも言える、みうらじゅんさん。
こんな説明では全然言い足りていないのですが、とにかくいろんな面白いことをやっている方ですよね。

本書でわたしが印象に残ったのは、
自分探しではなく「自分なくし」をする、という話です。

筆者は、何か新しいことを生み出すには、
「自分ありき」ではなく、自分を無くすほど
我を忘れて夢中になって取り組むことが大事だと言います。

思い返すと、わたしは自分本位での言動が多いのかも、と思いました。
元々謙虚さが足りない自覚はあったので、
「自分をなくして考える」というその発想はすごいヒントになりました。

とは言え完全に理解したわけではなく、もう少しでわかりそうな感じでいます。

また筆者は、般若心経の「すべては空である」という考え方にも触れています。

ないものをあるものとして考えているけれど、あると思っているものは本当はないところから始まっている、ということなのかな。

この夏、著者の言う「ぐっとくるもの」に出会ったら、わたしも粛々とひとり深掘りしていってみようと思いました。
なんだか楽しみです。


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