ラビリンス2
ラビリンス
sunday 23:54
まだ日曜日 大丈夫
と言わんばかりに あなたはデジャブ
わたしをデジャブ
54..
55..
56..
57..
58..
59..
0:00 プチっ
花屋の上に住む柳田さんの部屋の明かりが消えた
会社で1人残業中の紗子の集中力が切れた
路地裏のタカと仲間達は23:00に舐めたアレが
ピッタリ0:00 弾けた
そしてわたしも
0:00 プチっ
6分の早さと
0の魔法に戸惑いながら
次へ次へと移り変わり
デジャブなフタリは
太陽に見られる前に
お別れをする
でないとフタリは
焼け散らされる
という、勝手なルールがある。
こんな馬鹿げたルール、誰が決めたのか。
さようなら また近々
暗いからか
寂しさ混じりのお別れ顔が
わたしの母性さえもくすぐり
さようなら また連絡します
さっきまで
あなたといたベッド
潜り抱きしめて
、、、がほしい
、、が1ばん、、
、、、、だいすき、、
すべてを感じる ここに感じる
温度 声 匂い
できたてメロンパンより
できたてベッド
ほかほかなのよ…
わたしはいま
何よりも幸せよ…きっと。
深い深い眠りへと 落ちていく
底知れぬ沼へと 落ちていく
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