我が家の猫たち ①
さくらのことをメインに書いていたら、書くことがなくなってしまった。なにしろ、3回も逃げたってこと意外は、たいして話題もないねこだからなあ。
そんなわけで、いままでわしの家族になった、3匹のねこたちの話に移行しようとおもうんじゃ。
まずは最初のねこ。『うづまき』じゃ。
見ての通り、ペルシャ猫じゃな。大昔のネガポジ写真をデジカメで撮り直すという荒技な写真ため、だいぶ見づらいのう。
スキャナでもあれば、昔取った写真を全部とりこめるんじゃが。
だれか、使ってないスキャナがあったら譲ってくれまいか。
話がそれたのう。
彼女は、もともとわしが飼っていたわけではない。友人というか同僚というか、その人が衝動買いしたものじゃ。
そして面倒を見きれなくなった。
しかもペット禁止のマンションだった。
よくある話じゃな。
動物を飼ってるんじゃないか、と噂になり、管理会社の立ち入り検査があるということで、わしに預かってくれないかと頼んできたのが、そもそもの発端じゃ。
とはいえ、そう簡単にイエスと言えるような問題ではない。
わしだって動物を飼ったことなどなかったし、預かるだけといっても無責任なことはしたくなかったからの。
それで、猫の飼い方についての本を何冊も購入し、内容を諳んじられるくらいまで理解してから、預かることにしたのじゃ。なんと3日間の猛勉強タイムだった。
そうして預かったうづまき。
ひどい状態だった。全身は毛玉だらけのぼさぼさで、なんだか元気もなく、いわゆる育児放棄(ネグレクト)されてるのは丸わかりじゃ。
そしてわしは決意したのである。
この子はうちの子にする、と。
とても飼い主に返すことはできない、と。
もとの飼い主が、ごねることはなかった。
「いいよー」みたいなノリだった。
最初に飼ったのがペルシャ。なかなかに高いハードルだったが、一緒に勉強しながら、わしは猫使い(?)への道を歩み始めた。
ともあれ、そこから14年の間、わしとうづまきは一緒に暮らすことになったのである。