【グラジオラスの花束 〜制服の人魚〜「石森璃花」】16話
海の家初日をなんとか乗り越えた8人は最初の夜ということでBBQをしていた。
純葉「美味しーーー!!!」
璃花&莉菜「笑笑」
亮「子供たちのお肉足りてそう?笑」
璃花「足りてそうです笑」
莉菜「若いって良いね〜笑」
璃花「莉菜さんだって若いですよ!笑」
莉菜「だっていとちゃん、礼央くんと10個違うんだよ?笑」
璃花「そうですけど.....笑」
亮「そういや、俺らが高校生の時もBBQ行ったね〜」
莉菜「あぁ!懐かしい!」
璃花「へぇいいですね!」
莉菜「もう亮くんがことある事に永田くんに噛み付いて大変だったんだから.....笑」
璃花「そうなんですか?笑」
亮「いやだってあれはあのクソ野郎が莉菜にちょっかいかけようとしてたからで.....」
莉菜「普通に話してただけです〜」
璃花「愛してるって意味じゃないですか〜笑」
莉菜「もうやめてよ〜笑」
亮「璃花ちゃんは?」
璃花「あ〜...行きましたよ」
莉菜「誰と?」
璃花「高校生最後の夏に唯衣ちゃんとその彼氏くんと後輩の男の子の4人で行きました!」
莉菜「唯衣ちゃんってなぎちゃんのお姉ちゃんだよね?」
亮「あぁ!たまに来てくれる子か!」
璃花「ですです!」
その時はまだ明石くんが諦めきれないでいたっけな.....笑
亮「いいね〜青春だね〜笑 ほんと酒が美味いわ」
莉菜「璃花ちゃんは飲まないの?」
璃花「飲みたいですけど、一旦お肉沢山焼きます!」
亮「ほんといい子だね〜」
璃花「やめてください笑」
お肉の状況を確認するために子供たちの方へ行くと、めちゃくちゃ盛り上がってる話し声が聞こえる。
璃花「お肉足りてる〜?」
純葉「もうめっっっっっっっっちゃ美味しいです!」
璃花「そっかそっか笑」
礼央「璃花さんたちも食べてます?」
璃花「うん食べてるよ!」
礼央「せっかくなんで僕、焼きますよ」
璃花「ほんと?」
礼央「お酒飲みたいんじゃないですか?」
璃花「ね〜...バレた?笑」
礼央「はい笑」
ちょっと.....というかだいぶ嬉しかった。
見てくれてるんだ.....って。
亮「おーい!お肉焼けたぞ〜」
璃花「礼央くんが焼いてくれるって言うんで連れて来ました!」
亮「ほんとか!」
礼央「焼くの好きなんですよね〜」
莉菜「じゃあお願いしちゃおうかな〜」
亮「1番美味い焼き方知ってる?」
礼央「え、そんなのあるんですか?」
亮「璃花ちゃん、教えてあげな」
璃花「えぇ!?私ですか?」
毎年、亮さんがバイトの子に言ってるやつ.....笑
礼央「なんですか?」
璃花「え?笑 愛情だよ笑笑」
礼央「しょうもなっ!!笑」
亮&莉菜「笑笑」
璃花「愛情がいっちばん美味しくなるからね〜笑」
亮「そういや、礼央くんの将来の夢は?」
礼央「あ〜.....」
礼央くんは私の方を一瞬見て続ける。
礼央「.....一応、料理人になりたくて」
璃花「え!?そうなの!?」
亮「いいじゃん!」
莉菜「やっぱり璃花ちゃんの影響?」
礼央「ですね.....笑」
璃花「そっかぁ.....」
嬉しい.....。
礼央「璃花さんのご飯で笑顔になって帰る人達を間近で見てるので、僕もそういうことしたいなぁって」
璃花「そっかそっかぁ.....」
莉菜「璃花ちゃん笑笑」
璃花「え?笑」
亮「おい、顔真っ赤じゃねぇか!笑笑」
礼央「えぇ!?笑」
璃花「ちょっと...やめてください.....笑」
亮「おいおいなんだ、ここにも青春あんのか〜?」
礼央「ちょっ.....笑」
璃花「違いますからぁ笑」
莉菜「可愛いねぇ笑」
璃花「暑っつぅ.....笑」
亮「あ!俺たちそろそろあれの準備しなきゃだな〜笑」
莉菜「あ〜!たしかに〜笑」
璃花「ちょっと!今じゃないですって絶対!」
亮「じゃ!礼央くん璃花ちゃん、あとよろしく!」
礼央「えぇ!?」
璃花「もう.....笑」
ほんとこの2人は.....笑
どうにかして話題作らなきゃ.....。
璃花「あ、暑いねぇ〜.....笑」
礼央「下手くそですね笑笑」
璃花「やっぱり.....?笑」
礼央「この後なにがあるんですか?」
璃花「花火だよ!」
礼央「花火!」
璃花「今年は今までの2倍買ったからもういーっぱいできるよ」
礼央「純葉、絶対喜びますよ」
璃花「そうだね笑」