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【グラジオラスの花束 〜君と僕と洗濯物〜「向井純葉」】10話



先に海の家に着いた純葉、礼央、璃花の3人は亮たちの車を待つ間、ログハウスで少しのんびりしていた。

純葉「え!すご!みんな分の部屋あるの!!」
璃花「そうだよ〜」
礼央「じゃあ僕、1番端っこ〜」
純葉「ずるい!純葉がそこにしようとしてたのに!」
礼央「反対側の端っこにしたらいいじゃん!」
純葉「やだよ!寂しいじゃん!」
璃花「こら〜喧嘩しないよ〜笑」

1階から璃花さんに注意される。

礼央「じゃあ純葉、隣ね?」
純葉「うぐぐ.....まぁしょうがないか!純葉の方がお姉ちゃんだもんね!」
礼央「はぁ!?僕の方が先に生まれてますから!!」
純葉「たった1日でしょ!?」
礼央「😠」
純葉「😠」
璃花「2人とも〜降りておいで〜」

璃花さんに呼ばれて1階のリビングに集合する。

璃花「亮さんたち、渋滞に引っかかってるっぽいから先に海の家の準備しよっか!」
純葉「はーい!」
礼央「はい!」
璃花「最初は荷物多いから車で行くんだけど、すぐそこだからね〜」
純葉「うわ〜楽しみ〜!!」
礼央「僕らがキッチンですか?」
璃花「うん!もしかしたら礼央くんには接客もしてもらうかも!」
礼央「分かりました!」
純葉「優しい人たちだといいなぁ.....」
璃花「大丈夫だよ、優しい子たちだから」

ログハウスから歩いて5分くらいのところに海の家はあった。
海にはたくさんの人が居て、それぞれ楽しんでいた。

純葉「えー!!オシャレ〜!!」
璃花「いとちゃんは良い反応ばっかりするね笑笑」
礼央「バカなだけです」
純葉「礼央!!!」

こちょこちょしてやる。

礼央「あぶないっ!!落ちるじゃん!!」
純葉「ごめん.....」
璃花「いとちゃん、これ冷蔵庫に運んでくれる?」
純葉「は〜い!」
礼央「璃花さんキッチンの鍵ありますか?」
璃花「待ってね〜.....はい!」

中から熱風が出てきた。

礼央「あっっっつ.....笑」
璃花「あ〜.....笑  礼央くん、クーラーのリモコンが入ってすぐのとこにあるはずだから付けて笑」
礼央「は〜い」
純葉「純葉、溶けてま〜す.....」
璃花「いとちゃん、ちゃんと運びなさ〜い」
純葉「溶けてるので無理で〜す」
礼央「純葉、夜ご飯なし!!」
純葉「やだ!!!動くから!!!」
礼央「ばーか」
純葉「璃花さん!!礼央がいじわる言ってくる!!」

色々と準備しているともう1台車が止まったので急いで礼央に隠れる。

亮「璃花ちゃ〜ん、お疲れ〜」
莉菜「お疲れ〜」
璃花「お疲れ様です!」
亮「ごめんね、遅くなっちゃって」
凪紗「お疲れ様です!」
結冬「お疲れ様です」
美羽「お疲れ様です.....」

亮さん&莉菜さんに続いて、可愛い人とカッコイイ人と綺麗な人が出てきた。

礼央「お疲れ様です」
純葉「お、お疲れ様です.....」
亮「まずこの子がうちのバイトのなぎちゃん!」
凪紗「よろしくお願いします!」

すっごい元気だぁ.....。

亮「この子が結冬くん」
結冬「よろしくお願いします」

何考えてるんだろう.....。

亮「で、この子が美羽ちゃんね」
美羽「よろしくお願いします.....」

結冬さんに隠れてる.....?
.....あ!目が合った!

璃花「みんな、こっちの子たちが礼央くんと純葉ちゃんね」
礼央「お願いします」
純葉「お願いします.....」
莉菜「ごめんね〜暑い中作業させちゃって」
璃花「全然!中、クーラー効いてるんで入ってください!」

5人は璃花さんについて中に入るので、その後を礼央とついて行く。

凪紗「礼央くん&純葉ちゃんって呼んでもいい?」

なぎちゃんさん?が話しかけてきた。

礼央「大丈夫です!なぎさん?」
凪紗「なぎで大丈夫だよ!笑」
純葉「わ、私もいとちゃんで大丈夫です.....」
凪紗「分かった〜!」

元気だなぁ.....。

結冬「なぎ、純葉ちゃん困ってるだろ」
純葉「あ!いや...大丈夫です!」
結冬「2人ともよろしくね」
礼央「はい!」
純葉「は、はい!」
結冬「.....あ、こいつ人見知りなんだよ」

結冬さんは後ろの美羽さんを指さした。

美羽「あ、えっと.....はい」
純葉「あ、私もです.....」

ドッと笑いが起きた.....嬉し恥ずかしい.....。

璃花「みんなすぐ仲良くなれそうだね〜😊」

前の方で璃花さんたちがニコニコしてた。

璃花「亮さん、一旦キッチンはだいたいセッティング終わってて後は『渚』側の機材入れるだけです!」
亮「よ〜し、じゃあ礼央くん!なぎちゃん!」
凪紗「はい!」
礼央「はい」
亮「なぎちゃんが美羽ちゃんに、礼央くんが結冬くんに接客教えてくれる?」
凪紗「分かりました!」
礼央「了解です」
亮「純葉ちゃん、ごめんこっち手伝ってくれるかな?」
純葉「はーい!」

それぞれ分かれて準備に取り掛かる。

亮「純葉ちゃんはキッチンのリーダーになるから全部覚えて貰わないとね〜」
純葉「えぇ!!?なんで純葉が!!?」
亮「冗談だよ笑笑」
純葉「良かったぁ.....」
璃花「ちょっと亮さん、うちのいとちゃんで遊ばないでください!」
莉菜「そうだよ〜亮くん🙂」

なんだろう.....莉菜さんニコニコしてるのになんか怖い.....笑

亮「あ〜.....食材降ろそっかなー!!」
純葉「.....ふふっ笑」
亮「あ、純葉ちゃん笑ったな〜笑」

なんだか楽しくなりそうです。

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