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【グラジオラスの花束 〜何度LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう〜「村山美羽」】17話


凪紗「6番オーダーです!」
他の人たち「はい!」
凪紗「そば1、フランク2、手羽先1です!」
他の人たち「ありがとうございます!」

わぁー.....すーーーっごいいっぱい出てくるー.....。

美羽の目の前に設置されているオーダー受注のペーパーが行列を作ってた。

亮「美羽ちゃん、8番卓の唐揚げ揚がる?」
美羽「もうすぐで〜す」

えっと.....唐揚げ5分で...ポテトが3分だっけ.....。

莉菜「美羽ちゃん、揚げ物代わるよ〜」

女神来た。

美羽「助かります.....」
莉菜「ドリンク大丈夫?笑」
美羽「大丈夫じゃないです」
莉菜「今どこ?」
美羽「ここです」
莉菜「あ、じゃあ.....」

莉菜さんはオーダー用紙を見た後、揚げ物を素早くカゴに入れてタイマーのスタートボタンを押し、こちらを手伝ってくれる。

莉菜「お酒類作るから、ソフトドリンクお願いしてもいい?」
美羽「助かりますぅ.....」
莉菜「初バイトでしょ?」
美羽「ですです」
莉菜「ならすごくできてるから自信持って!」
美羽「やったぁ」
莉菜「笑笑  なにそれ可愛いね笑」

この人、めっちゃ褒めてくれるから好き。
ちっちゃくて可愛いし。

亮「純葉ちゃん!フランクフルト焦げてる!!笑」
純葉「え!うそ!!」

何やら前が騒がしいと思ったら純葉がやらかしてた。

美羽「あーあ笑」
純葉「美羽さん.....はい、あげる」
美羽「いらないよ!笑」
結冬「楽しそうじゃん」
美羽「あ、沢村くんこれあげるよ笑」
結冬「いらないよ!笑」
純葉「笑笑」
莉菜「こら、遊ばないの笑笑」

そこへ買い出しに行ってた璃花さんが戻ってくる。

璃花「戻りました〜」
亮「おかえり〜、じゃあ純葉ちゃんと礼央くん、休憩行こっか!」
純葉「は〜い!」
亮「礼央くんにも伝えてあげて」

.....2人って付き合ってんのかな。
帰ってきたら純葉に聞いてみよっと。

莉菜さんに褒められたので頑張って1人でドリンクを作っていたら、沢村くんが来た。

美羽「たすけて」
結冬「うん、助けに来た」
美羽「天才じゃん」
結冬「でしょ?今どこ?」
美羽「あとコーラでこれ終わり」
結冬「それね」
美羽「うん、そう」
結冬「意外とできてんじゃん」
美羽「優秀なんだよね、私」
結冬「自分で言うな」
莉菜「おぉ結冬くん」
結冬「ホール落ち着いたんで手伝いに来ました」
莉菜「あ、じゃあこのまま任せてもいい?」
結冬「いいですよ」
莉菜「仕込みするね」
結冬「お願いします」
美羽「します」

少しやってると謎の連携が生まれる。
沢村くんがドリンク入れて、私が蓋を閉める流れ。

結冬「はい」
美羽「はい」
結冬「ほい」
美羽「ほい」
結冬「うぃ」
美羽「うぃ」
結冬「おい」
美羽「おい」
結冬「真似するな」
美羽「真似するな」
結冬「おい笑」
美羽「おい笑」
結冬「ねぇ笑」
美羽「ねぇ笑」
結冬「いつまでやるの?笑」
美羽「はい、出してきて」
結冬「持ってくの手伝って」
美羽「やだ、一人で行け」
結冬「こいつ.....」
美羽「お願いしますは?」
結冬「一人で行きます〜」
美羽「しょうがないなぁ」
結冬「ドリンクいっぱい出ま〜す」
美羽「提供手伝ってきま〜す」
亮「よろしく〜!」

ドリンクのオーダーが止まったので私もついて行く。

結冬「僕が席に置くから持ってて」
美羽「はーい」
結冬「お待たせしました〜」

沢村くん...意外と接客できるんだ.....。

結冬「ほい、次」
美羽「ほい」
結冬「おい笑」
美羽「なに」
結冬「やりやがって.....」
凪紗「あ!美羽いい所に!」
美羽「なに〜?」
凪紗「それ終わったらビール追加で2本、7番にお願い!」
美羽「は〜い」
結冬「覚えられんの?」
美羽「怒るよ?」
結冬「お〜怖っ」
凪紗「早くしなさい!」
美羽&結冬「怖っ」

キッチンに戻ってビールを持っていこうとすると、楽しそうに話してる2人を見つけてしまう。

結冬「これか?」
凪紗「これは私がさっき取った1個前のお客さんのやつ!笑」
結冬「じゃあ注文一緒だ」
凪紗「ほんとに?」
結冬「...いや、違う気がしてきた笑」
凪紗「ねぇ笑  しっかりして!笑」
結冬「ちょっと聞いてくる笑」

なんだろうこれ...もやもやする.....。

凪紗「あ!美羽ありがと!」
美羽「あぁうん.....」
凪紗「どうかした?」
美羽「え?」
凪紗「疲れた?」
美羽「疲れた」
凪紗「頑張ってて偉いよ〜」
美羽「偉いよね」
凪紗「うん」

そう言ってにこにこ笑うなぎが愛おしくてたまらないのになんでこう...もやもや.....。

亮「美羽ちゃ〜ん」
美羽「はい!」
亮「休憩なんだけどなぎちゃんと結冬くんの後でも大丈夫?」
美羽「大丈夫です!」

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