(歌詞)沈黙のメロディー
ああ、メロディーが出てこないんだ 燃え尽きて
でもぼくのうしろでは重低音の拍子がしつこく鳴り響く
そんなんじゃ安っぽくてメロディーも歌詞もあったものじゃない 印象に残らない歌は歌えないんだ
韻を踏めっていうのか、わからないよ
ああ、これは日本語では早口言葉、ダジャレ、しりとりだ
ああ、ぼくは燃え尽きて灰なる
参列する人影もない霊柩車もなし火葬場もない
ならどうやって燃え尽きるんだろう 少し奇妙に考える
灰の中で蘇る不死鳥の尾羽根を引きちぎってその羽ペンで
五線紙にメロディーを書けたらどんなに素晴らしいだろう
歌詞が書けたらどれほど偉大な詩人になれるだろう…
ぼくは大気圏突入し終えいつしか燃え尽きて南太平洋の海へ落下するだろう 流れ星なんてものじゃないよ
ただただ燃え尽きてものすごい速度で落下するんだ
うん、パラシュートなしでね、海面温度は地球温暖でぬるめ うん、ぼくは燃え尽きている