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子どもは親の望んだ子になるんじゃない。「親みたいになる」という話

いつもダラダラと長文になるので、今日は短くサクッと書きます(笑)

現在3歳4ヶ月の我が家の長男は、野性味溢れる行動派なのだが、一方でものすごく優しい性格の持ち主である。
1歳の弟に苦労して作り上げたLEGOの家を秒でぶっ壊されたり、ハンマートイのハンマー(木製)で思いっきりぶん殴られたりしてキレることはあれど、全く根に持たず、ふと私が気づくと弟を抱きしめてはキスの嵐を降らせたりしている。

「弟くん可愛いねぇ」
と、ワントーン高い声で言いながら弟の頭を撫で
「これ食べちゃダメよ?お腹イタイイタイなるよ?」
と誤飲の心配までしてくれる頼もしさだ。

弟にヤキモチを焼いたことも一度もなく、いつだって全身全霊で愛を注いでくれる。

また、私や夫へも愛情深く、最近は男の子特有の「キムタク期」に入っているのもあり、寝かしつけの時には私の髪を撫でながら「ママ…かわいい…」「ママ…、ぼくママのことだいすき…」と私をいつだって月9の主人公にしてくれる。
「何でそんなにかわいいの?」と私が質問した時には「ぼく、ママのことがだいすきだから」と回答としては意味不明だが、ものすごくハートを撃ち抜かれる台詞が返ってきて卒倒しそうになった。

すごいのは夫に対しても同様の甘え方で、夫が仕事から帰ると「ダディ!!ちゅっ!」といいながら熱烈なキスをプレゼント。
ダディはスーパーヒーローだから…」と絶妙に夫の自尊心をくすぐるのも忘れない。
3歳で田中みなみもビックリな天然あざといタイプとは恐ろしい。

と、こんな日常を友人たちに話していたら「それって旦那さんが普段、YJ(私)に言ってるからだよね!」と言われてなるほどと思った。

夫婦別食の私たちは、相手が自分の分のご飯を作ってくれるのが当たり前ではないため、たまにそんな日があると「作ってくれてありがとう」というのが普通で、そんな姿を見ているからか、長男は「これおいしい。ママ、作ってくれてありがとう」なんて声をかけてくれるようになった。
(ま、言ってくれたメニューは市販のふりかけかけたご飯なんですけどね)

夫がカナダ人だからというのが大きいが、彼の愛情表現はストレートで、私たちは普段から子どもたちの前でもわりと平気でベタベタしている。
夫は私のことを「ゴージャス」と呼ぶし、いつも「綺麗だ」と褒めてもくれる。

確かによく考えると息子にそっくりだ。いや、息子が夫にそっくりだ。
公園で知らない女の子に会えば「一緒にあそぼ!」と軽くナンパし、最後には野花を摘んで「これあげる」とプレゼント。
若くてかわいい私の友達には会った瞬間から膝の上に乗って「ねぇ、あそぼ?」と上目遣いでおねだり。

愛情表現が豊かなのに加え、このあざとさを持ち合わせているので、夫より幾分タチは悪い(笑)

子どもは親がこうなってほしいと思ってる姿には成長しない。親そっくりに成長するのだ。とはよく言ったもので、既に3歳にしてそれを痛感している。

だから、子どもにこんなふうに育ってほしいという理想があるのならば、まずは自分たちの言動を改めるのが先である。

挨拶ができる子になってほしいのなら、親が率先して挨拶する。
汚い言葉使いをしてほしくないのなら、親が言葉に気をつける。
人に優しくする子になってほしいのなら、まずは親がお互いのパートナーに優しくする。

これは子育ての本質やな…
あざとい系男子に成長している長男に毎日ハートを撃ち抜かれながら、最近それを痛感している。
しかしながら次男も成長して、こんな愛され系男子が3人になったら、幸せすぎてちょっと困る。

我が家の紅一点として、私も愛すべき妻と母でいれるように頑張ろう(笑)

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