写真家、田舎に住む DIY編 #3 ヒノキ風呂を自分で作りたい！
春にこの古民家に越してきてから2ヶ月間、近くの温泉施設通いが続きました。その理由はお風呂のリノベーションに手間取ってしまったから。
寒々しいお風呂がついていましたが、どうもここでは至福の入浴は望めなさそう…
1日の疲れを癒すお風呂は大事！そして以前から憧れていたヒノキ作りの風呂場にしたいと思い、かなり大変な作業となってしまったのです。
ーー今回も動画はYouTubeにアップされています
さて今回の計画は…
・タイル、壁、天井を全て取り剥がす
・浴槽の形を形成する
・床と壁、浴槽部分にタイルを貼る
・天井、壁に防水シートを貼る
・天井と壁にヒノキの羽目板を貼る
・浴槽のふちにヒノキの板を取り付ける
・蛇口、シャワー、換気扇、照明を取り付ける
という流れ。
タイル、壁、天井を剥がす
さて、ここまで実は業者さんに頼みました。自分は洗面所を作っていたりと、あまりにも作業が溜まっていたので、仕方ないということで。
浴槽の形を形成する
ようやく自分も風呂場の改修に手を出せるようになり、まずは浴槽を形作流所から。でも最初からつまずきます。削る、ではまず無理でした。
ということで、ここまでもまた業者さんにお願い。汗。
床、壁、浴槽にタイルを貼る
床と浴槽はもちろん、壁の水が飛びそうな高さまでは全面タイルばりにします。壁の残りはヒノキの板で作ります。
まずはその高さまでモルタルの壁をカット。粉塵マスクなしでは絶対体に悪いであろう、ものすごい粉塵でした。
タイルを貼る前に床に新しくモルタルを塗って滑らかに調整しました。
タイルは200mm角のLIXIL「庵路」という商品。石の模様のテクスチャがそのままで、かなり純和風な雰囲気。ヒノキ風呂にはぴったり。全部で200枚ほど使います。タイルボンドを使い、ひたすら貼っていきます。
全面貼れたら、今度はタイルとタイル間の隙間（目地）に目地材を埋め込んでいきます。
隙間に目地材を埋め込んでいくときにはタイルの表面にもたくさん目地材がつきますが、これは乾く前に拭き取れば簡単にとれます。
と、普通はそうなのですが…
今回の一番の失敗はこれ。
タイルの表面いついた目地材が簡単に拭き取れるのはあくまでツルツルしたタイルでの話。ということに初めて気づきました。表面にテクスチャのある今回のようなタイルだと…拭き取っても全く取れなかったのです。
これを完全に取るのが一番大変な作業でした。
なかなかとれず、色々とネットで解決策を探すと、塩酸が効くとのこと。最終的には塩酸を表面に染み込ませて取っていきましたが、何度も何度もやらないと取れませんでした。はあ、疲れた。
天井、壁に防水シートを貼る
タイルが終わったら、残りの壁と天井に取り掛かります。タイル部分はタイルそのもので防水になりますが、こちらは板材で作るので、その前にしっかりと防水シートを貼ります。
天井、壁にヒノキの板を貼る
貼っていくのはヒノキの羽目板です。やはりヒノキは香りがすごい！
まずは部材全部に防水塗料をしっかりと塗ります。
使ったのは「木肌一番エコ」（ミヤキ）という変な名前の塗料。名前はイマイチですが、防カビ性能が高いのに体にも優しいということです。
気が腐ると大変なので、しっかりと３度塗りをします。
今まで辛い作業ばかりでしたが（笑）、ここまできたら楽しく作業が進みます。ああ、木材の作業って、こんなにも簡単なんだ…と。ただ、隙間をなるべく作らないように細かい作業は継続しています。角など、隙間ができるところは全て、コーキング材で丁寧に隙間を埋めていきます。
蛇口や換気扇などを取り付け完成！
浴槽の縁もヒノキの板を取り付け、蛇口、シャワー、排水溝、換気扇、照明を取り付けて、これで完成！
真新しいヒノキの香りがぷんぷんする風呂場ができました！
今回はモルタルや、タイルなど左官作業がものすごく大変でした。木材だけのDIYがいかに楽なのかと思い知らされるほど。
でも、これでDIYレベルもさらに向上したと思われます！
ヒノキ風呂作りの動画はこちらです
（了）
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