ダンスユニットの魅力はダンスじゃない:コピー研究会Week7
今回はコピーでも企画でもないですが、最近心動かされるものについて。
書店にあんまり行ってないんじゃないかと言われてしまいそうですが。
定期的にハマって、夜な夜な動画ループに入ってしまう魅惑的なダンスチームが3つあります。
バブリーダンスで一躍有名になった登美丘高校のダンス部と、
姉妹で結成しているSIS(シス)、SISが振付しチームのリーダーでもあるSISTERY(シスタリー)。
そして最近気になってメンバーのインスタフォローまでしだしたのが、アバンギャルディ。イギリス発タレントショーのアメリカ版『America's Got Talent』で絶賛された日本のダンスユニットです。セーラー服が基本ユニフォームになってますが、10代後半〜20代後半で結成されているチームだそうです。
この3つ、並べちゃっただけで3時間は余裕でつぶれる。観ない観ない。
この3つのチームに共通するひとつの好きなポイントは、メンバー全員のキレや揃い具合はもちろんのこと、音と踊りのシンクロ、ポジションの作り方が絶妙なことです。頭いい、思いつかない、観たことない、となんども再生してしまいます。
ただ、多くの人がこの振付やメンバーに惹かれる理由はおそらくシンプルで、「ユーモア」。
ダンスがうまくてただただイケてるダンサーは山といると思うのですが、彼女らの魅力は規律のなかの笑い。
登美丘高校のダンスにはテーマや振付で、
SISのふたりはネタや日々の自然体なようすで、
アバンギャルディは表情で
ファンを楽しませてくれています。
ぴしっときれいにそろったダンス部って一見厳しそうで練習動画を観るにも身がすくみますが、常に笑いの絶えない仲の良さそうな姿、自然体なようすを見せてくれるので、彼ら彼女らの原動力に「心からの楽しさ」があるのだろうなと伝わってきます。
そしてただ面白いだけではない。笑いが「ギャップになっている」のもおそらくポイントで、そもそも「背筋が伸びるほど踊りが上手い」が前提にあるから笑いがギャップたりえているのです。
環境問題や政治問題など、読まれない企画や発信を読んでもらうためにも、「ユーモア」はヒントになる。ただしそれだけではだめで、考え抜かれた論考や信頼できる拠り所があってこそ、ユーモアが魅力として成立するんだろうと思います。ただすべるだけだしね。
と、わたしはすぐまじめにまとめてしまうんだけど、これからの時代は笑いですね、笑い。
そしてこれは重要な事実ですが、登美丘高校とアバンギャルディの振付師はakaneさん、そしてSISのふたりとも、大阪の人たちです。