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周りにあるナナメ

みんなは悩みごとを誰に相談するのだろう?
私は仲の良い友人に相談することが多い。でもやっぱり価値観が似ているからか解決しないこともよくある。
だが、友人ではない第三者に話すことで思いもよらないアドバイスからちょっと救われるときがある。
みんなもそのような経験はないだろうか。
これまでを振り返ってみると何度かそのような経験がある。

1つは、アルバイトでイベントスタッフをやっていたときのことだ。
ライブやJリーグの試合などの会場で、毎回色んなスタッフに沢山出会う。その日しか会わない人ばかりだが、担当が一緒の人と話しているうちに、なぜかあまり友達にも話さないような話までしてしまうことがある。
あるとき5人くらいで話していたら恋愛相談まで話が及んだりすることもあった(笑)。普段学校では出会えないような色々な人がいるので、第三者だからこその客観的な意見が沢山ありすごく好きな場所だった。

もう1つは私が高校3年のときに塾に通っていたときのことだ。塾の先生は厳しかったので、先生に受験勉強の悩みを相談しづらかった。そんな中で塾のチューターと呼ばれる、大学生のお手伝いの方には気兼ねなく話せた。たまにしか会えなかったが、すんなりと話ができ悩みも解決することができた。

さらには、高校生のときオープンキャンパスに参加したときのこと。学生のスタッフもその場限りの出会いだ。受験の相談や大学への不安など丁寧に教えてくださったのをすごく覚えている。近すぎず遠すぎずな存在ってなんとなく話やすいなと感じた。

これら経験を振り返ってみて思ったことは、そこまで関係が深すぎない第三者こそが悩みなどを気兼ねなく語れる大事な存在なのかもしれない、ということ。
最近まで気づかなかった。

このことを考えるきっかけになったのはカフェゼミでの今村さんのナナメの関係のお話だ。
親と子供や、先生と生徒などのタテのつながりでもなく、
友人や同期などのヨコのつながりでもない、ナナメの関係。人と人との関係性を示すときヨコとタテのつながりはピンと来る。ナナメの関係という言葉を初めて知ったときは、ピンと来なく、自分にはそのような関係性の人はいなかったな〜と思っていた。

でもカフェゼミを終えてこのブログを書くにあたって、色々と思い返すとイベントスタッフや塾のチューター、オープンキャンパスのスタッフが私にとってのナナメの関係だったのかもしれないなという気づきがあった。
今村さんが取り組む「カタリバ」のお話があったとき、自分が高校生のときに出会えていれば良かったなとすごく感じていた。でも自分の周りの気にしてみると気づいていないだけで、もしかしたらナナメの関係ってあるのかもしれない。

いま私は大学でオープンキャンパススタッフとして活動している。先ほど書いたように高校生のときにオープンキャンパスに参加した。それがこの大学に行くきっかけになったので、恩返しというか今度は私がスタッフ側になりたいという思いがあり、入学したら絶対にやると決めていた。そして今回ナナメの関係を考える中で、オープンキャンパスのスタッフもナナメの関係として来場者に良い影響が与えられるかもしれないと思った。
そのほかにもナナメの関係がもたらすことを考えていきたい。
ナナメの関係の知り合いが豊かになることで、もっと生きやすくなるかもしれない。これから家族や学校やバイトとは別に、もっと色々なコミュニティに参加してナナメの関係を作っていきたい。

#MELCブログ #カフェゼミ180705_mb

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