社会人になってから、毎年4月1日は少し寂しさに近いそんな感情を抱く。
4年前の私は「これからやったるぞー!」というやる気と「緊張しすぎて死にたい」という絶望という、両極端な感情でいっぱいだった。
第一志望の業界、第一志望の会社。
これから専門的なスキルも身につけていって、「通関士になってやるッッ!」と貿易業界で長く働こうと心に決めていた。
緊張で死にそうになりながらも、やる気に満ち溢れた私はスタートからアクセル全開。
…が、アクセルを踏み過ぎた私はわずか4ヶ月で第一志望の会社を離れることになる。
奨学金という借金を抱えながら。
スピード退社したことを教授に伝えると、1番意外だったと言われた。
母には奨学金のことを謝られた。
人生で初めて父の肩で泣いた。
私は当たり前のように会社員として働くと思ってたし、それができる人間だと思っていた。
それができなくなった自分が惨めだった。
多分これが人生2度目の挫折だ。
初めて挫折したのは大学受験に失敗したとき。
綺麗なスーツ、履き慣れないパンプスに身を包む、この前まで学生だっただろう人たちを見ると、4年前の自分を思い出す。
あの時の自分にいってやりたい。
もっとテキトーでいいし、失敗してもそんなに凹まなくていいし、そもそもちゃんと仕事できない人が大半だよと。
隣の先輩見てみ?顧客対応悪すぎやで?と。
今だから分かるけど、社会人でちゃんとしてる人なんて割合的には少ない。
納期を守れて、ホウレンソウができて、気配りもできて、ちゃんとコミュニケーションとれて…そんな人珍しい。(幸い、今の私の周りはちゃんとした人ばかりだ)
だから、新社会人の最初の数ヶ月はそんな頑張らなくていいと思うし、少し手を抜くぐらいでいい。
新入社員ができることなんてしれてるから。
失敗したら先輩の指導が悪いことにしたらいいから。
今日は入社して3回目の出勤だと思う。
きっと緊張して不安もあっていろんな感情が渦巻くだろうけど、頑張りすぎないで。
偉い人の話なんか、へ〜でいいんだよ。
偉い人は話したいだけだから。
4年後の私はもはや頑張ることを諦めているよ。
いかに楽して生きるか?そんなことばかり考えてる。案外それでもいいし、上手くやってる。
だから、もっと肩の力を抜いてテキトーにいったらいいよ。
4年後の私より
p.s 今はとても楽しいよ!
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