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中堅コンサルタント向けメッセージ|常に市場価値を意識せよ

年の瀬になり、ボーナスというものを受け取る/受け取った人も居るのではないだろうか。

コンサルティングファームにおいて、年末年始というのはセンシティブな時期を迎える。ボーナスをもらう、つまり評価が固まるので、自分の想定した評価と会社(もしくは上司)からの評価とのギャップが大きいと転職を考える人が増える。また、年明けに決められれば4月入社となるので、採用する側の企業も良いタイミングだからと積極性が増す。

ちょっと待って欲しい。その自分が想定した評価とはどの程度客観的なのか?もう一度冷静に考えて欲しい。


客観的な評価とは

上司は余程外れでない限り客観的な評価を行い、主観的なコメントをすることが多いが、会社としては絶対的な評価を行なっても、報酬はどうしても相対化されてしまう。
また、上司よりも自分の方が広い目線でもって客観的な評価をしていると考えることも中々に傲慢だと言える。

自分自身の評価に関して、より客観性高い評価というのはあるが、完全に客観視出来ている評価というのは無い。

つまり、自分の想定する評価というものを、如何にしてより高い客観性を持ったものとし、その論拠となる事実を揃えられるのか?が、冷静に自己評価を行う上で重要なのである。

市場価値とは

本noteでは、その自己評価を出来るだけ市場価値と言えるものに即したものとするために必要なことを整理したい。
市場価値とは別の評価としては、現所属先の評価基準に照らした評価となるが、一般的に述べることは難しいので個別論は避けたい。

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