宅録ナレーター、はじめます
はじめまして、俳優でナレーターの宮沢幸帆(みやざわ ゆきほ)です。
このnoteは、コロナ禍で開店休業に追い込まれた自営俳優業者がお家から出ずにお仕事出来る宅録ナレーターに知識ゼロの状態から挑戦したり、YouTubeをはじめてみたり、やりたいことをやってみた足跡をのこす超不定期noteです。
きままな日記帳で、忘備録みたいなものですね。
宅録ナレーターになろう!と思ったときに、まず躓いたのは、そもそもなにから初めていいか全くわからなかったこと。
手元にあるのはiPhoneとノートPCくらい。あとはなにもない……部屋も普通の4畳半フローリングで服と棚と机で満杯。防音設備……?なんですかそれは……?
そんな感じなので現在進行形で助かってるのは、先人の宅録ナレーターさんたちの経験談。いまって本当に良い時代ですね。noteやTwitterやYouTubeで情報がある程度集められるんですから。ありがたやありがたや。
ただ、ひとりひとり環境も違えば目指す先も違うから、マイクひとつとってもなにが今後の私には正解なの!?となるし、情報の海から自分にあったものを探すのにまあ時間がかかるかかる……!
電化製品を性能や価格差、メリットデメリットをリサーチして買うのは嫌いじゃないし、むしろ楽しいくらいなんですけどね。
一からはじめようと思うと点数が多いのでわりとしんどかったり。
実際に試運転してみて、もう大満足しているものとこれ私にはいらなかったなって虚無になるものがあったりして。
何事においても最後は沢山の情報の中から本当にいまの自分が必要としているものは何だろうと自分自身とよくよく相談して、自分好みの環境をオーダーメイドして、経験と知識を得るごとにどんどんブラッシュアップしていくことが一番だと思っています。なので失敗もまた最高の環境になるまでの道のりだな……とクレジットカードの明細とメルカリを真顔でみながら言い聞かせている毎日。
いま、宅録ナレーターやりたいな、と思い立ってから一ヶ月。
必要な道具はある程度揃ってきました。
防音についても、自分にあった理想の録音環境を考え続けて……でもこればかりはどの既製品も値段が高すぎたり、性能がマッチしなかったり。
なので最終的に、いま使っている机の上に取り付け取り外しが出来る理想の防音室ならぬ卓上防音ボックスをアイディア出しから設計図から全部DIYしました笑
勢い、大事。
生まれて初めてのDIYがこんな特殊なものになるなんて思わなかったよ。
これが噂のデッドってやつか…!と完成して中に入ってからようやく理解しました笑
のほほんとスタジオ収録してた頃は大変残念なことに、防音だなということはわかれど、響き、デッド感というものは意識していなかったんですよね…。卓上防音は完全密閉ではないけど、反響がギュッと抑えられていつも使ってる部屋とは思えない空間に。
録音してみたら全然違ってまたびっくり。
夏に向けて天板の取り外しが出来るんですけど、これがあるとないとでも音が違う。
制作費は約二万円かかりました。二万円のリフレクションフィルターを買おうと思ってたので、制作費同じくらいで天井まで防音してくれる巨大リフレクションフィルターって感じのが出来て大満足。
たわみとかもあるし素人工作でいつまで使えるかはまだ未知だけど、試作品一号ってことで。こちらの制作日記もそのうち書きたいな。
そんなこんなでなんとか宅録ナレーターとして動き出しました。
わたしにも出来るかも ♪
から
え!?営業、環境整備、録音、編集、納品、全部自分でやるとか正気かな!?
となって
なんとか出来る気が……してきた……??
が現在地点です。
そんな右往左往を続けるさまを書き綴っていきます。
いつかこの経験談も、また誰かの情報のひとつになれますように。
どうぞ宜しくお願いします。