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パイオニア記事:神河&ニューカペナ後の環境変化~霊気池の驚異ガイド

▽目次

■パイオニアの環境の変化

①神河輝ける世界の発売

②ニューカペナの街角の発売

■パイオニア環境の定義

■霊気池の驚異の構築理論

■霊気池の驚異デッキリストの解説

①メインボード

②サイドボード

■採用選択肢

サイドボーディングガイド

■おわりに

■対戦日記



■パイオニアの環境の変化

①神河輝ける世界の発売

2022.02.28,神河輝ける世界が発売される

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行進や伝説の土地サイクルなど強力なカードはパイオニアに影響を与えた。

青白コントロールは放浪皇と冥途灯りの行進など低マナコストの除去カードの弱さや置物への万能除去を獲得した。放浪皇はインスタントギデオンでもある。

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そして胆力を持つ伝説の土地サイクル、「特に耐え抜くもの、母性樹」は特殊土地や置物への耐性を持つこととなりメインでの対応力が向上した。

また、新たなアーキタイプとしてパルへリオンシュートが現れた。コンボパーツが種類と少なく、まだまだ改良の余地があるため強力なデッキだ。大牙勢団の総長、脂牙をリアニメイトして2ターン目に実質ゲームエンドも夢じゃない。

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また、青白コントロールが頭角を現したがその不得意とする赤単はさらに強化されトップメタの一つとなっている

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②ニューカペナの街角の発売

3色土地が追加され、これで10種全てがそろった。フェッチランドが無い中、マナベースの多様化はありがたい。(ショックランドやタップインが多いので赤単はずっと強いだろう)

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帳簿裂きは青赤果敢や墓地肥しの種としても使われ3/5などのサイズにすぐになるためクロックも優秀である。

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ジアーダは天使デッキを太いミッドレンジまで押し上げた

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■パイオニア環境の定義

パイオニアでは意識しなければならないアーキタイプがある

赤単、ウィノータ、緑信心、青白コントロール、ロータスコンボ、ジェスカイの隆盛コンボ、思考囲いビートダウン

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ウィノータは場に人間以外のクリーチャーがいる状態でインスタントタイミングで除去できなればほぼゲームエンドである。

脂牙もインスタントタイミングで除去できなればほぼゲームエンドである。

赤単はテンポと直接火力でライフを攻めてくる。

緑信心は赤単に強く速度と即キルコンボを兼ね安定性があるため一定数が存在する

青白コントロールは上記の赤単以外には最適解のため、こちらもメタによって台頭してくる。(何より放浪皇のカードパワーが高い)

ロータスコンボは数こそ少ないがプレミアイベントでは1度は当たることがあり対策していないミッドレンジは手も足も出ない。

これらのどれかに負けてしまうようなデッキ選択はなるべく避けたい。そう考えてデッキを構築する

■霊気池の驚異の構築理論

霊気池の驚異はカラデシュのエネルギーを使った4ターンキルコンボである。だが2016.09.30に発売されて5年が経過しておりパイオニア全体が底上げされたため、最初はダメなんじゃないかと思っていた。

その上で優れている点は何かを考えた。

①コンボデッキであるため打消し呪文を持たないアグロやミッドレンジには霊気池の驚異が絶え間ない飢餓、ウラモグや約束された週末、エムラクール、精霊龍、ウギン等対処できない脅威が4ターン目に出てくるので比較的有利である。最速で出なくてもライフゲインやミッドレンジ的な動きができるためいつかは出てくる。

②蓄霊稲妻がウィノータや脂牙を除去できる、万能な除去である。

③アグロには組み細工の6点ゲインで直接火力による負けを減らしてくれるため有利である

④コントロールには約束された終末、エムラクールを唱えればだいたい勝てる。3枚のウラモグも対処できるカードは少ない。

⑤フリースロットがあるためメタゲームに合わせて調整が可能である

ということでアグロやミッドレンジやコントロールに強いためパイオニアではベストな選択肢の一つになりうる

2022.05.15~の戦績

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■霊気池の驚異デッキリストの解説

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