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【日記】夏休み最後の日

成田空港

午前中にお墓の掃除をして、午後少しのんびりしてから母を連れて成田空港へ。
86歳ひとり旅。
行き先はボクの妹が住むハワイ。2週間のんびりしてくると。
言うのは簡単だけど、成田空港まで送り迎えをするのはボク。
まぁ、小学校三年生で、初めて山形までひとり旅をする時、上野駅まで送り迎えしてもらったしね。
それを思えば恩返しかな。

ANAは車椅子付きで介助をつけてくれるので助かる

空港に来て、飛行機を眺めると、毎回これが飛ぶのかと、離陸するところを見ても「嘘だぁ〜」と思う。

飛行機を眺める

13日に四日間の登山を終え、埼玉の実家へ。
翌日は1日遅い墓参りと、お世話になった方の仏前にお参り。
あとは母とのんびり過ごす。
15日に妻と娘と3人で、奥多摩の日原鍾乳洞に出かける。

日原鍾乳洞

ひんやり鍾乳洞を楽しみ、帰りにレトロな街、青梅に寄ってみる。

猫な路地裏

青梅は猫で街おこしをしているらしい。
ぶらぶら散歩し、ナマレトロな建物を眺める。
ナマレトロというのは、ボクと娘が作った言葉で、レトロといえるくらい古いが、保存されている訳ではなく、ただ古くなった現役として使われている建物。
例えばこんな感じ。

昔懐かしい金物屋
傘屋とは珍しい。バッグも売ってた
これはまさに1970年前後の建物。着物の反物と、おばちゃん御用達な服を売ってた

レトロなのに全くオシャレに演出してないこの感じ。たまりません。
こういう商店が残るには条件が必要。
まず、建て替えられるほど儲かっていない、多分。
これが都市部なら固定資産税も高いし、儲からない商売をしているより、売るなり貸すなりした方が良い。
時代に合わせて商売替えでも良い。
しかし、あまり田舎だとほどほどの商売も成り立たないので、地方の小さな町に残りがち。
そして、そんなほどほどの商売を死ぬまでやっていきたいと思っている、お年寄りの店主たち。
だから、その店主が亡くなると同時にシャッターが降りたままになる店も少なくない。
ある意味、保存されるレトロより貴重な存在といえる。
ボクが好きなのは、昭和3〜40年代に建てられた建物。
懐かしさもあるけど、この頃のデザインが好きだ。

看板建築の発展形かな

コンクリートや木造モルタルなどで作られたスクエアな形にタイルなどで飾られているものが多い。
この薬屋の建物は、裏は和風の母屋に連結。
作り方として、昭和初期の看板建築の発展形といえるかも。

通りを歩いていくと、市民センターのようなところで、何やらイベントをしていた。
入り口のキッチンカーでケバブサンドを買い、中に入ると地元市民の音楽フェス。
チラシを見ると、高校生の軽音楽部から社会人バンドまで参加するらしい。
ちょうど、高校生のバンドが演奏中で、まぁ、はっきり言えば下手なんだよね。
リズムについていけないギターのメロディ、とにかくリズムキープしなきゃというドラム。
みんな自分のパートを追うだけで精一杯。
だけど良いんだよね。
このまま音楽を続けてプロになるかもしれないし、高校でやめて若い頃の思い出になるかもしれない。
どちらにしても、一生懸命に楽しんでいることが伝わってきて、自分の高校生の頃を思い出す。
演奏していたバンドがステージを終え、友達と話をしている会話が聞こえてきた。
「緊張した〜!」
とかなんとか、とにかく楽しそう。
それで良い、もっと音楽を楽しんでくれ。

実家に戻り、母も連れて改めて墓参り。
その後、妻と娘の家で一泊。
久しぶりに猫と戯れる。
翌日は、17日から友達と旅行に出かける娘の買い物に付き合ってから実家に戻り、翌日は前述のように成田空港へ。
そして高速道路が深夜割引になる時間帯に宮城県に戻ってきた。

朝は久しぶりに市場で海鮮丼と思ったけど混んでいたので、少し車を走らせて朝ラーメン。
昨夜、風呂に入らず寝てしまったので、洗濯機を回しながら風呂に入り、ソファでダラダラしてたらウトウトしてしまい、あ、洗濯物を干さないと!と思って目が覚めた。

今、ここ。

あと半日で夏休みも終わる。
東北はお盆が終わると秋が来るが、ここ数年はなかなかやってこない。
さて、そろそろ洗濯物干そうかな。洗濯物がすぐに乾くことだけが、この暑さの良いところかも。

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