【エッセイ】なぜ笑わせたいのか
(1000文字)
暑さが少し和らいで、夜は虫の合唱が始まったとはいえ、まだ秋の彼岸前。
しかし年末の風物詩、M-1グランプリの予選はもう始まっている。
今日アップされたらしき一回戦の動画に、ずっと期待してる「たくろう」が出ていた。
その会場でのトップで通過したようだ。
関西のコンテストでは常連の面白いコンビなんですけどね。
M-1では決勝まで来ない。もう少しなんだけどなぁ、もう少し洗練されて爆発力がつけばなぁ。
今年、実力が出せれば決勝に来るだろうと予想しているコンビが「エバース」。
昨年も敗者復活戦で良いところまでは行ったんだけどねぇ。
あのケンタウロスのネタは充分に面白かった。でも、敗者復活戦を勝ち上がったのはシシガシラ。あのネタにはやられたなぁ。あれは飛び道具って感じだった。
お笑い、好きなんですよ。
漫才もコントも落語も。バラエティ番組のうるさいのは苦手だけど。
しっかり練られたネタが見たいんだよね。
笑うのも好きだけど、笑わせるのも好き。
笑わせたいよね、家族も友達も。
特に、なぜか妻を笑わせたいと思う。これはもう結婚当初から、というか、付き合っている頃から。
愛想で笑うことがないのでやり甲斐があるというか。
でも、なんで笑わせたいと思うんだろう?
単純に考えると、味方であることの確認かな。繋がりを強めるためとか。
誰かと山に登っている時も、その人を笑わせたくなるし。
そういえば、自分の夫は笑わせようとしてこないという人もいたな。
その女性も笑わせようとしないようだったけど、家に笑いがないって不安にならないかな?
もう随分前に武田鉄矢がこんなことを言っていた。
「狭い家で育った人は、番組収録の休憩中でもスタッフを笑わせている」
例えば、ビートたけし、タモリ、そして武田鉄矢本人も。
彼曰く、狭い家だと自分の部屋がないから逃げ場がない。
ずっと顔を合わせていると、喧嘩にならないように空気を読んだり、緊張を和らげるために笑わせようとする、とのことだったと思う。
ボクは完全に当てはまりますね。
笑わせて注目を集めたいとか、そういうことじゃない。笑わせていると安心なのよ。
ということは、笑わせようとしない人は、そうしなくても心配していない人なのか。
そうとも言い切れない気がするけど。
何だか今日はただ書き散らかしてます。
締め方も考えてなかったので、今年、決勝に来るだろうと思っているエバースのネタで。
やっぱりこういう、しゃべくり漫才が好きだなぁ
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