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FC町田ゼルビア 2025キャンプ DAY10(TM:神戸・沖縄戦)

FC町田ゼルビアの名護キャンプ10日目、ヴィッセル神戸、沖縄SCとのトレーニングマッチの様子をレポートします。


TMレポート

神戸戦

まずはJ1ヴィッセル神戸と35×2が行なわれたが結果は非公開となった。

沖縄SV戦:1本目

町田0-0沖縄

沖縄SV戦:2本目

町田2-1沖縄

1失点目
PK

1点目/(オ・セフン)
右サイドから中央でボールを受けたオ・セフンが、DFをかわして右足で左サイドネットに流し込む。

2点目/(オ・セフン)
相馬勇紀の左CKをオ・セフンが頭で合わせて逆転に成功。

神戸戦、沖縄戦のどちらの試合もメンバーを固定するよりもまだまだ色んな選手の組み合わせを試している段階。チームとしての完成度はまだこれからといったところだ。

選手たちもこれから連携とコンディションをまだ上げられると焦る様子はない。昨季、一昨季とキャンプでの結果が非常に良かっただけに心配にも思えるが、プレシーズンのはじめとしてはむしろ今年のキャンプのほうが一般な結果ではある。

開幕戦までまだ時間があるため、ここからチームを固めていき、作り込んでいく段階に入っていくと監督は語った。

黒田剛監督コメント「結果を出し続け、要求に応え続けることで初めて生き残れる」

ーー試合の評価や狙いは

「まだ(メンバーを)固めたくないというところと、去年はやっぱり広島や神戸と、我々よりも上にいったチームはピッチに多くのリーダーがいた。苦しいときにリーダーシップをとってやっていたベテランやレジェンドがいて、そこの差をすごく感じた部分があった。今年はあえてフラストレーションを溜めるような配置や組み合わせをもって、ピッチにおけるリーダーというのを多く作っていきたいというのが一つの狙い。昨年、一昨年と2年連続で夏場にちょっと足踏みをした反省をふまえて、今年はそこで強いチームを作るためにタフさとか、うまくいかない中で誰が何をできるか。誰がリーダー性をもって良い方向へもっていけるか。その見極めも平行してやっている。もちろん、これからパターン化させるトレーニングとか、もう少し(メンバーを)固めていけばもっとクオリティやスピードは上がっていくので、そこはある程度自分の中で計算づく。選手たちにはあえてそういう試合にすることを明確に表現しながらやらせているので、そういう意味での狙いが今後どう生きるかはもう少し様子を見ないとわからない」

ーー昨年、一昨年は格上相手にも勝っていたが、今年は先を見越したマネジメントなのか

「昨年は自分も不安だったし、割とチームを固めて少しでも達成感を持って(シーズンに)入りたいというものがあったが、今年はACLも見据えた中で、誰が出ても同じようなパフォーマンスと戦術理解度を図るためには、数多くここでシャッフルしていかないと、リーグ戦が始まってからでは難しいなと思っている。だから今そういう課題も我々スタッフの中でも一つ揉みながらこの1月は我慢しようかなという話をしている。まだ(開幕まで)試合の数は計画されているので、選手たちにはあえてサバイバルと言っているように、結果を出し続ける、またはこっちの基準、求めていることに応え続けて初めて生き残っていける。それぐらい競走ひしめくチームになってきたので、そこを十分に良い意味で促しながらもっていきたいなと思っている」

ーー多くのリーダーを作るという点で現段階の収穫は

「海外に行ってた選手とか、ある程度自分でやれると思っている選手は堂々とできるし、若い選手たちはちょっと触りざわりというか、一気にパフォーマンスを出し切れない部分はあるだろうし、練習の中で見られない部分がこういう対相手となったときに顕著に見えてくる。だからそれをあえて見極めるためのチーム編成でもあるし、チーム作りが益々面白くなってきたなと言う。大いにバチバチ感をもって競争させて、なかなか結果を出したくても出せないようなシーンを多く味合わせて、彼らの気持ちをもっと奮起させ、発破をかけていくことが重要なんじゃないかと思う」

ーーリーダーシップを取ってくれる印象的な選手は

「いま個人名を出すのは偏ってしまうので。去年は良くも悪くも昌子源が引っ張ってくれたけど、それだけでは絶対に勝てないと思っている。コンディションが悪かったり、(ACLで)中2日で海外に行ってアウェイを戦って帰ってきたりして、誰が出ても源がいないとまとめる人がいないとなったらACLを戦うなんていうあれもなくなる。誰が出てもまとまるように、各ポジションごとにリーダーがいるくらい、ベストはピッチ上に11人のリーダーがいることが望ましい。そういう意欲を持ってピッチに最後残ってくれる11人をチョイスしていきたいと言っているし、毎日が勝負だと。それは誰のせいでもないし、自分たちがその差を感じ、改善したり、奮起しなければいけない。代表だろうが、海外の選手だろうが、そんなものは一切関係なく、町田が今やろうとしている基準に沿ってこれるかが重要なこと」

ーーキャプテンは

「総選挙は東京に戻ったときにどこかでやりたい」

ーーここまでのコンディションは想定通りか

「去年は開幕戦で離脱するというのがあったが、今年はそれがない。メディカルも含めて相当気を使いながらやっている。かといって、夏場走れないということがないように鍛えつつ怪我をさせず、無理をさせず持っていきたい。俺も3年目なので、その辺はかなり意識しながら細かく調整しながらやっている」

ーー八戸戦はどんなメンバーで

「どういう組み合わせにするかちょっとまたシャッフルしながら帰ってスタッフみんなで話をしようかなと思う。まだもう少しうまくいかなくても我慢強くいってもいいのかなとは思っているけど、スタッフの中でそろそろというふうなのが見え隠れしてきたら今の理想を出していくのも一つ。その辺はギリギリまで悩んでいるところ。今年はベンチ入りメンバーも2人多くなるし、色んなオプションを試せると思って、あえてこれをアドバンテージに捉えて、選手層がある程度あるところしかできないので、そこは試し試しやっていきたいと思う。本当は去年と同じようなチーム構成でばしっとできるのがキャンプの入りとしては良かったと思うが、そういうわけにもいかない。もう一つ自分たちのフェーズも上げていかなければいけないし、タイトルを取るためにはもう一回壊してからやらないと。そこで良い化学反応が出てくれればいいなと思う」

ーーリスタートの脅威について

「流帆や大八、セフンもいたり、相当な脅威になると思う。まだそこは徹底してトレーニングをしているわけじゃないからあれをトレーニングしながらやっていけばかなりチャンスは作れると踏んでいる。ただ、まだそれをやるときじゃない。(菊池は)空間認知が高い選手なので、我々の今年の大きな武器になるかなと。ロングスローをやるのであれば、セフンと2枚看板であればマークのつきようがないくらいになってくる。いろんなものを模索しながらなにが一番いいのか。とりあえず開幕戦までにはなにか掴みたい」

ーー昨季王者の神戸とやれたことについて

「選手たちには別に相手がどこだろうと、神戸だろうと沖縄だろうと、そのカテゴリーがどうということではなく、自分たちもメンバーを分散し、さん加入選手や練習生も入れながら今チームでやるべきこと、やってきたこと、ベースをしっかりとできるかというところに我々の評価がある。その上で上積みしていく。町田のベースをやらないものに上積みはないので、それをどれくらい志向したかというところを見る。だからどんなメンバーとかコンビネーションとか関係なく、個人というものに特化してやるべきことをやってくれと。だからあまりそういうところは意識しない。まだ打倒神戸というところは全然そういう段階ではない」

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