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FC町田ゼルビア2025 第3節・東京ヴェルディ戦プレビュー
まず一つ勝利を挙げるというのは、チームにとってすごくありがたい結果だった。
開幕戦でサンフレッチェ広島に敗れた中で、FC東京に1-0で今季初勝利を挙げられたことに安堵した表情も見せた黒田剛監督。しかし、そこに満足や慢心はない。
ただ、一瞬だけ起こる安堵感やちょっとした慢心や驕りとまでは言わないけれど、ちょっと油断的なもの。そうは思っていなくてもちょっと人任せになったり、ちょっと不用意なプレーを志向してしまったり、それはサッカー選手だけじゃなくて、普通の人間、一般的にも起こり得る心情でもある。そこを事前に引き締めるために、今日のトレーニングやミーティングはすごく重要なものになった。
選手が安堵や手応えを掴み、浮かれてしまう可能性が少しでもあるならば、しっかりと先回りして締めていくのは、黒田監督らしいマネージメントである。
選手たちに話を聞いても浮かれている人は誰一人いない。第3節の東京ヴェルディは、開幕から2連敗と苦しんでいる。そんな相手に、FC町田ゼルビアはどのように立ち向かうべきか。
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