小説「ムメイの花」 #33運命の花
僕たちフェアリーズは
花を探しにミツメ山へ。
『ハイルナ モドレ』の看板を目の前に立ち止まる。
看板が立てられた所には大きな切り株があり、
切り株を中心に4本に道がわかれていた。
ブラボーは僕を見て言った。
「アルファ、この先はどうする?」
「もちろん、行こう」
チャーリーも会話に参加する。
「進むとはいえ、道は4本あるよ。
どうすんのさ?」
しばらくの間、僕は静かに考える。
バニラに出会ったときの成功体験……
効率良く、時間を短縮できる方法……
勇気を出して決め