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王道ではない道を歩んできた私の、これからの戦い方

陶芸家のユキガオです。

私は陶芸を自分の生業にしようと考えた3年前、「王道の人たちにできないことが、自分にはできるはず」とぼんやり思っていました。

裏を返せば、29歳で突然陶芸を始めた元会社員にとって、10代から専門学校で陶芸を学び芸大に進むような陶芸エリートの王道を通ってきた陶芸家と真正面から戦うのは厳しいと思っていたわけです。

真正面から戦うのではなく、何か新しい切り口で、別のやり方をすれば、私にも勝機があるような気がしていて。それはあくまで感覚的なものなので、戦略なんかがあったわけじゃないんですが。

「真っ向勝負じゃなくて、私にしかできないやり方で戦おう」と、そう思っていたんです。

だけど。

いざ陶芸を学び始めると「陶芸をやるならこうするべき」「陶芸で食べていくならこれが王道」といった、いわゆる陶芸界のスタンダードな思考を少しずつ吸収していくことになりました。

もうこれは無意識のレベルで。あれだけ「真っ向勝負じゃない方法を考えよう」と思っていたにもかかわらず、気づけば私は真っ向勝負で勝つ方法を考えるようになってしまっていたんです。

当然、勝てる道筋が見えません。陶芸の世界のこと、世の中で売れているもの、人気のある陶芸家さん…そういったものを知れば知るほど、目の前が真っ暗になっていき、絶望する日々が続きました。

だけど、最近になって少し、自分なりの戦略のようなものが見えてきた気がするんです。

それはまだ「戦略」と呼ぶには甘すぎるかもしれないし、ぼんやりとしすぎているかもしれない。

でも、私のやりたいことと、私が切り拓くべき市場が見えてきて、「これならいけるかもしれない」と思う時間が増えてきたんです。

そこで今回は、今考えている

・私がこれからやろうとしている2つのこと
・なぜそれをやろうと思ったのか
・逆に、辞める/参入しないこと

について書いていこうと思います。

あくまで今思いついていることなので、これから前に進んでいく中で「やっぱり少し変えたほうがいいな」とか、試してみたけど手応えがなくて辞めるものも出てくる…という前提で読んでもらえたらと思います。


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私がこれからやってみようと思っていること、参入しよう/開拓しようと思っている市場は2つあります。

ひとつめは…

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