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試作のステージが長い。

ユキガオ(@yukigao_22)です。

前回、個展のテーマが思いついたという話をしました。

こうして一度決めたら「これをやる!」と邁進するべきなんだけれど、どうも思考が発展し続けてしまうんですよね…

その思考が「あれもやりたい」という方向に発展するのがあんまり良くないと思っていて。

ひとつの展示会でいろんなテーマや技法を盛り込んでしまうと、個展としてぼんやりしてしまう気がするから。できれば削ぎ落としていきたい。

今考えているテーマで、いかに削ぎ落として展示できるかを考えなくてはなぁと思っています。

…と、前置きが長くなってしまいましたが、今回は試作についてのお話です。


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日々、注文の制作のあいまに試作品を作っています。そのまま展示に使う可能性もあるので、厳密には「試作」でもないのですが。

土の雰囲気、サイズ感、焼き上がりの感じを確かめるために、いろんな作り方をして試しているという段階です。

「テーマの発展」と関係してくるのですが、試作をすればするほど、やりたいことが出てきてしまうんです。

陶芸ではこのようないろんな要素の組み合わせで、無限の作品を生み出すことができます。

・土
・制作技法
・削り
・絵付け
・釉薬
・焼成

これらの要素を、色々組み合わせたくなってしまうのが難点。

逆に言えば、私はまだ「これが私の作風だ」「こういう作品を作っていきたいんだ」という明確な自分の作陶テーマが定まっていないということ。

最初から完璧な個展なんてないと思うものの、ついつい思考が先行してしまって悩み多き試作ステージを迎えております。


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個展は11月。もうそんなに時間はありません。

試作ステージでうろうろするのは苦しくもあり楽しくもあるんだけれど、どこかで踏ん切りをつけて本制作に取り掛からないと、間に合わなくなってしまう。

ということで、そろそろ試作ステージを抜け、作品を絞って作っていきたいなと思っています。

個展以外でも作ってみたいこと・やりたいことがたくさん浮かぶ時期で、とてももどかしい…

でもパワーを分散させるわけにはいかないので、まずは注文の制作と個展の制作をメインに。余力がありそうなら新しいことにも挑戦したいなと考える日々です。

試作ステージ、長い。でも、そろそろ抜けたい。

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