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個展に対する気負い、が解けてきた気がする

ユキガオ(@yukigao_22)です。

11月の個展まで、気づけばあと3ヶ月。あっという間に開催当日がやってくるんだろうなぁとドキドキしています。

久しぶりの更新になってしまいましたが、いま個展に向けた制作をしている中で感じていることを書いていきます。


個展にプレッシャーを感じていた

個展、というと妙に敷居が高くて高尚なイメージがありました。自分が個展を企画する以前は、「個展を開くなんてすごい」とか「個展を開いたら一人前」みたいな印象があって。

個展はつまり、ひとつの完成された場所なんだろうな、と。もしくは、完成した何かを持つ人だけが開けるもののような気がしていました。そしてその感覚は、「個展を開く」と決意したあとも当然のように続きます。

そのせいか、「個展をやるからには私の代表作を作らねば」とか「完璧な場所にしなければ」といった気負いがつきまといました。

プレッシャーに押しつぶされそうになり、完璧を求めるがゆえに手が進まなくなる。一体どんなテーマでどんな作品を展示したなら、誰もが納得してくれるものになるんだろう…そんなことばかり考えていたんです。


個展で大切なのは「見てほしい」と思えるかどうか

だけど今日、個展の作品を作っているとき、やけにワクワクしている自分がいました。

「この土をこんな風に使ったらどうなるかな?」
「出来上がったものを、いろんな人に見てほしいな」

そんなことを考えながら手を動かしていたら、個展への妙な気負いが小さくなっていることに気づいたんです。個展って、完璧じゃないとダメだと思っていたけれど、そうじゃないかもしれないな、と。

もちろん、中途半端な作品は出したくないし、「これくらいでいいや」と妥協した場にはしたくない。でも、個展というのは実際に私の作ったものを見てもらえる貴重な場所なんですよね。普段、ネット販売がメインの私にとっては特に。

だったら、「実際に触って見てもらいたい」と思えるものを作って展示すればいいんじゃないかな、と。自分の中で「これ見て!いいでしょ!」って思えるようなものを。それってつまり、そのときの自分にとってベストなはずだから。

見てほしいと思えるものを展示する場所。それが個展なんじゃないかと思えたんです。


ワクワクしながら作ったものを展示したい

いま個展に向けて作っているのは、私自身がとっても気に入っているもの。だから作っていてすごく楽しいです。基本のスタイルの中にいろんな施策を織り込んで、一点モノを作っていきます。作るたびにワクワクする。

陶器を作るという仕事が、果たして意味のあることなのか、本当に必要とされることなのか、未だに自信が持てなくなることもあります。だけど少なくとも、私自身が「つまらないな」と思いながら作るのは嫌なんです。

私は常に、自分が「良い」と思えるものを作りたいし、「面白い」と思えるものづくりを続けたい。

だから今回の個展は、誰の評価でもなく、私が素直な気持ちで「これ見てほしい!」と思えるものを展示する。そして、面白い工夫をどんどん試しながら、ワクワクする気持ちで作っていく。

…ということをモットーに、個展を開催したいと思います。

まだ個展のタイトルを決めきれずにいますが、来月中にはDM案が作れるように進めていきたいです。


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