【MCU "1-1"】全てはここから始まった。MCU始動!!『アイアンマン』
2008年公開の『アイアンマン』。この映画がまさか壮大なMCUというシリーズに発展するなんて、だれが予想しただろうか。25本の映画と3本のドラマがつかれている現在でも、今作をMCUベストに挙げる人も少なくない。そんなアイアンマンの魅力について語っていこうと思う。
■改めて見返すと…
MCUをフェーズ4まで観て、久しぶりに見直すアイアンマン。やっぱり面白い!カッコいい!いきなり『♪バック・イン・ブラック』が流れて始まるのか。やっぱり全部観てからだと、観方が変わる。幻のローディ、まだ社長秘書のペッパー、懐かしい。
公開当時、私は6歳。これは『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開時に初めて観て衝撃を受けた。まだ見ていない皆さん、これを機会に是非!
■POINTS
▷テンリングス
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
トニー・スタークを誘拐し、ジェリコを作るように強要したテロリスト組織。『シャン・チー/レジェンド・オブ・テンリングス』にも登場する?!
▷ジェームズ・ローディ・ローズ
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
今回でローディを演じたのはテレンス・ハワード。アイアンマンスーツを見て「俺は次の機会か…」とウォーマシンの登場を匂わす発言をする。しかし、契約で揉めて彼は降板。ドン・チードルが後任となる。
▷ホー・インセン
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
洞窟でアイアンマンスーツを作る協力をしてくれた博士。3に再登場。原作では娘がヴィランとして登場。家族は死んだと言っていたが…。
■「戦わない」ために「戦う」
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
トニー・スタークは父親から受け継いだ「スターク・インダストリーズ」という兵器会社の社長。しかも酒好き女好き。時間にもルーズで責任感がない。女性記者とのワンナイト・スタンドするベッドシーンもある。MCUで後にも先にもベッドシーンはこれのみ。トニーがいかに改心したかが良くわかる。因みに、この女性記者は権利の都合で「デイリー・ビューグル」から変更されている。
自分の兵器は平和のために使われており、兵器が売れることは社会貢献できていると考えていた。しかしトニーはテロリストが自分の兵器を使って、残虐な行為をしているという驚愕の事実を知る。英雄となったアイアンマンも、初めは世界征服に加担していたのだった。
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
自身の兵器が引き起こす惨劇を目にし、止めようとする。そのためにアイアンマンとなり、脱出。兵器の出荷を停止。スーツを改良し、テロリストから難民たちを救う。不正取引していた社員も止める。今作でアイアンマンは世界平和を守ったというよりは、自分の罪滅ぼしをしていると言った方が適切だろう。これ以上自分の兵器に傷つけられる人を増やさないために、戦う必要がなくなるために、戦っている。
■自分のスーツは自分で作る
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
ボーイズなら、ヒーローに憧れて自分で衣装や装備を作って遊んだ経験があると思う。「ヒーローがいなかったら、今の自分はいなかった」と言っても過言ではないほど、ヒーローは私にとっても大きな存在だ。しかし既存のヒーローの多くは生まれながらのヒーローだったり、改造されたり、成り行きでヒーローになっていく。しかし何の特殊野力も持たない人間が、自分で作ったスーツを着て戦う。しかも改良を重ね、スーツのデザインも装備もカッコ良くなっていく。
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
■アイアンマンスーツ
▷マーク1
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
記念すべき最初のアイアンマンは、テロリストに監禁された洞窟の中で作った。限られた材料と時間の中、心臓に埋め込まれたアークリアクターの軽量化に成功、さらにリアクターをアイアンマンの原動力として活用した。火炎放射と、一時的に空を飛ぶことしか出来ないが、この装備を洞窟で作るトニーは流石。
▷マーク2
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
まだ赤くないし、高い飛行能力も氷結防止も無い。
▷マーク3
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
マーク3にして、やっとアイアンマンになった。飛行能力や、搭載されたミサイルやリパルサーも確立された。
■「最強じゃない」ヒーロー
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
アイアンマンはスーツを着て戦う。装備が強いだけで、中身は人間。もちろん機械なので機能しないトラブルも発生する。常に良いコンディションで戦えるわけではない。相手のメカニックが優れていれば、普通に戦っても敵わない。
■細かすぎて伝わらない好きなシーン
▷財力
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
マーク2で飛行実験をしている時、誤って「スターク・インダストリーズ」のビルに墜落してしまう。ピアノを突き抜けて高級車に落ちるのだが、トニーは一切気にしない。次に出発するときは、リパルサーで車を動かしてスペースを空ける。流石大企業の社長。
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
▷装備
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
アイアン・モンガーとの戦闘中、アイアンマンのマスクが壊される。それを狙ってオバディアが銃を乱射。それに対抗してトニーは腕に装備されたシールドで防御する。ミサイルもリパルサーも装備されているが、何よりもこのシールドがかっこいい!
■今後の布石
▷RDJのアドリブ
画像引用元: YouTube Iron Man (2008) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
(https://youtu.be/8ugaeA-nMTc)
今作製作された予算は2億ドル。かなりの高額だ。しかし脚本が書きあがる前に撮影が始まった。台詞が書き終わったシーンから撮影されるという異例の過程で撮られた。最後の記者会見では「I am Iron Man(私がアイアンマンだ)」とトニーが言うシーンはロバート・ダウニーJrのアドリブ。まさかこの一言が、大事な意味を持つとは思ってもなかった。計画的につくられていると思っていたが、初めはそうでもなかったのが驚き。
▷アベンジャーズ
エンドクレジット映像でニック・フューリーが登場し「アベンジャーズ計画」について話す。今後が楽しみな展開。
次回作『インクレディブル・ハルク』