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海外旅行にはeSIM一択!経験者が使い方を紹介!

コロナも落ち着き、海外旅行をしようと思っている人はいらっしゃるのではないでしょうか。

ホテルまでの行き方、行きたいレストランの情報、交通情報など
調べることはたくさん。

もはやスマホがなかった時代はどうしていたのかと思うほど
海外旅行でも必須アイテムですよね。

海外でスマホを利用する方法はいくつかありますが
ポケットWi-Fiは荷物になりますし、海外ローミングは値段も少し高めです。

海外では、荷物にもならず、値段もポケットWi-Fiより安いことが多い
「eSIM」が断然おすすめです。

この記事では「eSIMとは」
「eSIMのメリット、デメリット」「使い方」を紹介していきます。


そもそもeSIMとは?

最近よく聞くeSIMとは一体何なのでしょうか。
従来よりあったSIMカードとの違いは?

ここでは、eSIMの基本的な情報を簡単に説明します。

 eSIMとはスマホに内蔵された本体一体型のSIM

eSIMとは、スマホに内蔵された本体一体型のSIMのことです。
eSIMの“e”はembeddedの頭文字で“埋め込まれた”という意味があります。

従来から使われているSIMは“SIMカード”と呼ばれる小さなICチップで、スマホのSIMカードを装着する部分にセットして使います。

SIMカードとは異なり、eSIMはスマホに内蔵されたSIMなので、遠隔で情報を書き込まれることで利用できるようになります。

 SIMカードとの違い

SIMカードとはICチップに認識情報などが書き込まれた、物理的なカードです。

SIMカードに契約内容ごとに設定される、携帯電話番号の認識情報が入っているので、キャリアなどを変更した場合はカードの差し替えが必要となります。

海外でスマホを使う4つの通信方法を紹介

海外旅行などでスマホを使うための、主な4つの手段を簡単に紹介します。


海外でスマホを使う通信手段は、ポケットWi-Fi・海外ローミング・SIMカード・eSIMの4種類がありますが、それぞれにメリット、デメリットがあります。

海外ローミングとは日本で契約しているキャリアを介して、現地の回線で通信を行うサービスです。
余計な荷物は増えないのですが、1日900円~980円と少々値段が高いです。

ポケットWi-Fiは一人で使うには使用料金が割高になりますが、複数人で使うのならSIMカードよりも安く済みます。

しかしWi-Fi自体の充電が必要なこと、荷物になることがデメリットともいえます。

海外旅行でeSIMを使うメリット

海外旅行にeSIMを使うメリットをご紹介します。

主なメリットは、自分のプランに合ったものを選べて、機器の受取・返却が不要なため荷物が少なくなるなどがあります。

「海外でスマホを使う通信手段」の一覧でも触れましたが、さらに詳しくみていきましょう。

1.種類が豊富なので自分の旅行プランにあったものを選べる

eSIMはWi-Fiルータに比べてコストが安く、種類も豊富です。

また日数やGB数を自分の旅行プランに合ったものを選べるので、よりコストを抑えることができるでしょう。

滞在日数が変更になった場合はすぐにオンライン上で、追加購入ができるため予定に合わせて、フレキシブルに対応できます。

2.購入と開通手続きが簡単

eSIMはオンライン上で購入し、SIMの到着を待たずに開通手続きができるため、海外旅行の直前でも準備が間に合うでしょう。

3.機器の受取、返却がいらない

Wi-Fiルーターのように事前の受取や、空港でのルーターの返却もないです。
急いでいて、受取や返却を忘れてしまったということがないのもポイントでしょう。

またSIMカードのように現地でSIMカードが売っているお店を探したり
買ったりする必要もないので、事前に設定しておくと安心して海外旅行にも行けます。

4.SIMの差し替えが不要

eSIMは端末にインストールするだけなので、小さいSIMカードの差し替えも必要ありません。

SIMピン(スマホからSIMカードを取り出すときに使用するピンのこと)の準備やSIMカードの紛失や、傷つけてしまったなどのリスクもないですし、紛失の恐れもありません。

5.荷物が少なく済む

eSIMは端末にインストールされているので、スマホ一台でOKです。
一方、Wi-Fiルーターですと本体自体が荷物になってしまいます。

さらにルーターの電池切れの恐れもあるので、ルーター用の充電器を持つ必要があり大荷物になってしまいます。

eSIMを使うデメリット

このように海外旅行に行く人にはメリットがたくさんあるeSIMですが、もちろんeSIMのデメリットもあります。

eSIMのデメリットを紹介します。

SIMカードかレンタルWi-FiかeSIMか、自分に合うものを選びましょう。

1.対応機種が限られること

SIMカードは基本的に差し替えすればどの機種でも使用可能ですが、eSIMは対応機種が限られています。

機種によっては利用できない可能性もありますので、申し込む前に必ず確認するようにしましょう。

また、SIMロックが解除されているかの確認も必須です。

2.現地で使える固有の電話番号が使用できない

ほとんどのeSIMは現地で使える電話番号の付与がありません。

LINE電話はできますが日本で使っている電話番号で、電話を受ける必要がある場合は、日本で使用しているキャリアの海外通話サービスの申し込みが必要です。

eSIMの購入方法と設定の流れ

eSIMのメリットデメリットはわかりましたが
「どうやって買うの?」「設定方法は簡単?」と思う方もいますよね。

購入から設定までの流れを簡単に説明します。

 1.自分のスマホが対応端末か、SIMロック解除済かどうかを確認

eSIM購入の前には、下記の確認を必ず行いましょう。

・自分のスマホがeSIMに対応している機種かどうか
・SIMロックが解除されているか
・またはSIMフリー端末かどうか

自身が使っている機種がeSIMの対応機種ではないときは、SIMカードを購入する必要があります。

2021年10月以降発売のスマホは、SIMロックをしたままでの販売が禁止になりましたので、基本的にSIMロックはされていません。※1

お使いの端末がeSIM対応機種かどうか、SIMロック解除済またはSIMフリーか、確認してみてください。

◆eSIM対応機種かどうかの確認方法◆

電話をかける画面で「*#06#」を押して「デバイス情報」とEIDの番号などのバーコードが出てこれば、eSIM対応機種になります。

◆SIMロック解除済またはSIMフリーかどうかの確認方法◆

iPhoneの場合(iOS14以降を搭載している機種)

「設定」→「一般」→「情報」をタップ。
スクロールをするとSIMロックの項目があります。
「SIMロックなし」となっていれば、SIMロック解除済みまたはSIMフリーになっています。


Androidは機種によって操作が異なりますので詳しくはメーカーサイトをご確認ください。

※1参照: 移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関する ガイドライン 平成29年1月10日策定  (令和4年12月23日最終改正)

2.オンラインサイトもしくはアプリから購入

渡航する国での通信サービスを提供しているサイトやアプリから、希望の日数やGB数を選んでプランを選択して購入します。

Amazonでも購入可能です。

購入したらeSIMを端末にダウンロードしましょう。

3.国内での事前設定

出発前に設定しておく必要がありますので、まずはeSIMを端末にダウンロードします。

おおまかに設定方法は下記3とおりになります。

①QRコードを読み取る
②アクティベーションコードを使う
③モバイルアプリから直接インストールする

①~③どれかで出発前までに設定を完了しておきましょう。

4.到着後の設定方法

現地到着後も設定をしないと使えませんので設定をしましょう。

eSIMの購入先によって設定方法は違いますので、購入時のメールなどをしっかり読みましょう。

おおまかな流れは下記のとおりです。

①海外eSIMの回線をONにする
(ここで日本で使っている回線はOFFにした方がいいです)
②データローミングの設定(不要の場合もあります)
③モバイルデータ通信の切替

帰国後は海外eSIMを削除して、日本で使っているキャリアの回線をONに戻します。

使ったことがあるeSIMの紹介


筆者は、アメリカ旅行で3回、韓国旅行で1回とeSIMを購入して現地で使いました。
説明書どおりに設定するだけで簡単でした。
24時間サポート対応がついているものがおすすめです。

ここではリアルに購入したことがあるeSIMをご紹介します。

tabitsu【T-Mobile純正品】eSIM版 アメリカSIM 

SNSで実際に使った人のレビューを読んで購入するきっかけとなりました。
この記事で紹介したタイプとは少し異なるので簡単に説明します。

①Amazonにて使いたい日数分、使い放題のプランを購入
②購入するとAmazonから郵送で小さなメモが届きます
③順どおりに設定、入力していくとAmazon購入時の注文番号を聞かれるので注意。購入ページからコピペしましょう
④開通日の予約をします
⑤現地到着したら現地のWi-Fiにつなげてアクティベーションする必要があるので空港のWi-Fiに繋げて設定しましょう

7泊8日のロサンゼルス旅行でGoogleマップや飲食店、観光地検索
SNS投稿など1日どのくらい使ったのかわからないのですが
アメリカ滞在中に1度も速度が遅いと感じることもなかったです。
もちろん速度制限もかかりませんでした。

このeSIMは現地の電話番号が付与されたので、レストランの予約もできますし、現地でいざというときには電話も可能です。

しかし、1つだけ注意があります。
ニューヨーク旅行の際もこのeSIMを購入したのですが、開通日の昼12時まで(NY時間)に順番に開通されるため、12時より早く使いたい場合は開通日を前日に設定する必要があります。

公式サイト:tabitsu sim | アメリカ、ハワイ、カナダ、メキシコ | SIMカード

まとめ

海外eSIMを選ぶときは、LINEなどの24時間日本語対応サービスがついているものを選ぶことがおすすめです。

またプランによっていつから日数カウントが開始されるのか、開通時間が「現地時間の〇時」ということもありますので、事前に確認しておきましょう。

複数人の旅行の際はWi-Fiレンタルのほうが安くすむかもしれませんが
誰か一人が使いすぎてしまって低速になってしまったりすることもあります。

eSIMにすれば自分の旅行プランにあった日数やGB数のものを選べますよね。
モバイルWi-Fiの電池も気にしなくてもいいですし、荷物も少なく済みます。

海外旅行に行く際はぜひeSIMを試してみてください。



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