自分自身をもっと評価できるようになったら

今日はセンター試験初日。10年前のこの時期センター試験でどれだけ取れるだろうかとびくびくしながら受けたおぼろげな記憶がある。あまりポジティブ思考ではないものの、受験する他校の校舎で受験前に転び、これ以上転ぶことはないだろうと思うことにして、よくわからない安心感を持ってセンターを受けたなと思う。結果的に大転けはせず、まずまずいつも通り得点できたので、今思うと気持ちの切り替えが出来たからなのかと思うこともある。


現状どれだけ得点できるかで行くことの出来る大学が決まってしまうことが多い今のシステムに疑問を感じる。入試改革するといって多角的に評価されるものに変わるから、もしかしたら今まで評価されにくかった観点で評価されるようになるのはプラスだとは思う。ただ、自分を社会システムに評価されることだけ考えないでほしいなと思うのだ。綺麗事だろうが、人は誰かに評価されるだけの存在ではなくて、もし自分のことを何も出来ない人間だとか思ってしまう人がいるのなら、もう少し自分のことを自分自身が「よくやってるじゃん」と思ってほしいなと思うのだ。学力だけがその人を測る指標ではないって思うから。

誰かと比べられて、どうしても出来ないことが目につきやすいのだとしたら、そんな環境に慣れすぎてしまったせいで自己肯定感がもしかしたら低くなってしまっているのじゃないか、学力なんかその最もたるものだとここ数年思う。何とかしてもっと「君にはこんないいところがあるね」「私にはこんないいところがあるよ」そんなことを自信を持って言える、言い合える人間が増えるといいなと思う。学力だけではなくて、その人の持つ個性とか長所とかそんなところにもう少しスポットライトがあたる何かができたらいいのにな。

センター試験から話は脱線したが、そんなことを改めて今日も思ったのだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?