トラックドライバーのリスクを考察してみた
ありがたいことに、運送会社はブラック企業が多いと言われております( ・∇・)
なので今日は、トラックドライバー歴12年以上の僕が、トラックドライバーのリスクを考えてみたいと思います。
まず、トラックの仕事においてのリスクにはどのようなものがあるかを考えてみると、以下のようになります。
今からこれらを1つずつ見ていって、そのリスクの減らし方を考察していきます。
まずは、
・故障で止まる
・災害にあう
・渋滞にあう
これが絶対にイヤっていう人は、トラック運転手はやらない方がいいと思います。
なぜならこれらは避けることができないからですね。
故障に関しては、いくらちゃんとトラックを整備している会社でも、車輌トラブルは起こるものです。
故障をゼロにするのは絶対不可能なことだし、皆さんが普段から乗っている乗用車でも、ちゃんと点検してても故障するじゃないですか。
それと同じですね。
故障で止まりそうになったら、できるだけ道路の左端に寄って止まる。
ハザードをできればオンにして、三角表示板を後ろに立てて、会社に連絡するなり、レッカーを頼むなりする。
災害にあうのもゼロにはできないというか、よっぽどの悪天候じゃない限りは配送させられるので避けれないし、渋滞に関しても避けるのは難しいですね。
どうしても混む時間帯っていうのがあるし、混む場所っていうのもありますからね。
ルートを変更してなるべく渋滞していない道を選ぶことは自分の力でできますので、それで対応するしかないですね。
なので故障、災害、渋滞は、
「もう起こるものだから仕方ない」
と考え方を変えるか、それでも絶対にイヤで譲れないんだったら、ドライバーの仕事はやらない方がいいですね。
トラックに限らず、軽貨物もタクシーもやらない方がいいです。
次に、
・車体が大きいぶん事故る確率が上がる
これは、やっぱりトラックって車体が大きいので、車輌同士の接触も起こりやすいですし、建物とか壁とかにぶつけるのもよく起こります。
僕も経験年数が浅い頃はたくさんぶつけましたね。
でもこれはみんな経験しています。どういう時にぶつけやすいかというと、
・トラックに慣れてきた時期
・焦っている時
・いつもと違うことをした時
に、よくぶつけますね。
これはもうそうしながら上手くなっていくものだと思うしかないですね。
皆、ぶつけようと思ってぶつけてるわけじゃないし、気をつけててもやってしまうんですね。
これは経験するしかないですね。
僕は今、大型トラックに乗ってますが、現状、全くぶつけるとかはなくなりました。
ですが、油断するとすぐぶつけるので、気を引き締めて仕事するしかないですね。
次に、
・仕事がキツイ
ですね。
僕が考えられるラクな仕事というのは、ほとんどリフト作業だけでできる仕事ですね。
例えば自動車部品の配送であれば、リフトの免許さえ持っていればできます。
そして、手作業の仕事でも、カゴ台車ごと積みおろしできる、パワーゲートでカゴごとおろせるような仕事、例えば、食品スーパーに食品を配送する仕事ですね。
この仕事だったらカゴごと積みおろしするのでラクだし、これはリフトの免許も必要ないので誰でもできます。
タンクローリーの仕事も、ラクと聞きます。
僕はやったことはないですが、僕のYouTubeチャンネルのコメントに、タンクローリーがラク、というコメントがたくさん寄せられていますので、本当にラクなんだろうなと思いますね。
重たい荷物を手積み手おろしするような仕事は、程度にもよりますが、やっぱり身体に負担は大きいですね。
仕事がキツすぎるといずれ辞める原因にもなります。
これは、面接の時にしっかり仕事内容を教えてもらうのが一番確実です。
できれば作業風景を見学させてもらったらいいですね。
次に、
・長時間労働
・家族との時間がない
・睡眠時間が少ない
・休みが少ない
この辺りについてなんですけど、この4つは、長距離運転手がよくなりやすい傾向にありますね。
長距離なので遠くに行くってことは、どうしても道の途中で渋滞やら事故やらに影響を受ける確率が高いし、予定通りに目的地に着かないことがよくあると思うんですね。
でも荷物はおろさなきゃいけないし、そうなると睡眠時間を削って仕事したりもあるでしょうし、予定通りに家に帰れないこともよくありますよね。
僕が前にいた会社でも、僕はその会社で日帰りの仕事をさせてもらってましたが、先輩たちはほとんど長距離で泊まりの仕事をやってて、よくあったのが、行った先で1日泊まって本当は今日こっちに帰れるはずが、
「帰りの荷物がないからもう1日泊まってくれ」
とかよくありました。
そうすると家族との時間がとれないし、家族と上手くいかなくなることもありますよね。離婚した先輩も何人かいましたしね。
それと、長距離やってたら、家族になんかあったときにすぐに駆けつけられないですしね。
あと休みが少ないってうのが、長距離ドライバーの言葉に「上がり休み」っていうのがあります。
これは、遠くから帰ってきて昼ぐらいに退勤したとしたら、その日を休み扱いにされるというものです。
これを上がり休みと言い、次の日の夕方には仕事なのに休み扱いにされるので、数字としては休みとカウントされるけど、実際には身体は休めてないということもよくあるみたいですね。
なので、こういう問題を解決する方法としては、毎日家に帰れる仕事を選ぶことですね。
これは求人情報に書いてある時もあるし、面接でしっかりきくことですね。
あとは、名前が知れ渡っている信頼できそうな会社を選ぶことですね。
そうするとブラックな長時間労働とか休みが少ないとかの確率は低くなると思います。
次に、
・給料が安い
トラックドライバーの平均年収は450万円程度です。
これも求人情報で見たりとか、面接で判断するしかないですが、求人情報には、ウソを書いてることがよくあります。
求人情報を見て面接に行ったら、全然違うことを言われることがよく起こります。
なので、求人情報よりも面接でしっかりきく方が確実かなと思います。
基本的には、中型トラックより大型トラックの方が給料が高いし、長距離運転手が一番給料は高いですね。
あとは歩合制であれば、やればやるだけもらえたりするところもありますね。
これも面接で給料体系をしっかり聞くのが、一番確実です。
最後に、
・ケガのリスク
ケガに関しては、
・トラックの荷台から落ちて骨折
・作業中にこける
・立て掛けてた道具が倒れてきて頭に当たる
等がありますが、これは落ち着いて作業することで回避できます。
慌てず、焦らず仕事をすることがケガをしないコツです。
トラックドライバーにおいて、リスクを減らす最強の方法は、会社と家が近い場所にあることです。
これが最強の方法です。
トラックドライバーにおいて一番怖いのは、睡眠不足で事故することです。
家が近かったら、長時間労働してもすぐに帰って寝れるし、出勤時間ギリギリまで寝れるので最強です。
ということで、トラックドライバーのリスクを考察してきました。
これからトラックに乗ってみようかな、と思っている方は、参考にしてみて下さい。
ではまた他の記事でお会いしましょう。