初めての運送会社選び【必須項目8選】 完全版
ユキーデです。
まずは、この記事をお読み頂き、ありがとうございます。
この記事が、あなたの一歩を踏み出すキッカケとなれば嬉しいです。
ボクは、運送業界で12年以上働いてきました。
今でこそ、何の苦労もなく大型トラックを運転し、流れるように仕事ができていますが、トラックに初めて乗った時は、
すごく怖かったし、
簡単な作業ですらすごく時間がかかるし、
仕事が遅くて先輩に無視されたり、
身体に余計な力が入ってしまって腰が痛くなったり、
身体をどこかにぶつけてケガをしたりと、
散々な目に遭ってきました。
それを経験してきたボクだから言えるのは、
トラックドライバーという仕事は、多少の個人差はあれど、誰でもできますし、トラックの運転が全くの未経験でも慣れていくものです。
慣れるまでの時間に個人差は多少ありますが、時間をかければ誰でもできるようになる仕事です。
これまでいろんな方を見てきて、全くの未経験の方、そして年齢的にも若い方から年配の方まで様々な方たちが、トラックに慣れて仕事ができるようになっています。
中型、大型、トレーラーと大きなトラックを、熟練の皆さんはいとも簡単に運転していて、
「自分にできるかな‥」
と不安になることもあると思いますが、最初はみんな運転が下手クソだし、たくさんぶつけているんです。
ボクもたくさんぶつけてきました!(汗)
皆、それを乗り越えてきて今があるのです。
ボクは最初、3トンのコンビニトラックから始めましたが、その大きさですらビビっていました。
そんなボクが、今では毎日普通に大型トラックに乗って走っています。
「大型トラックなんて運転できるわけがない!」
と思っていたボクが、今は毎日普通に乗っているわけです。だから、
トラックの運転は誰でもできるようになる!
これは確実に言えます。
ただ、運送という仕事はどうしても、
長時間とか重労働という要素を含みやすい業態
のため、ブラック労働になりやすいんです。だから世の中には、ブラックな運送会社が山ほどあります。
この記事では、トラックドライバー未経験の方が運送会社を選ぶ時に、
"何に気をつけて選べばいいのか?"
というところに焦点を当て、未経験の方が悩むであろう、
なるべくブラックは避けたい、
なるべくラクな仕事が良い、
なるべく簡単な仕事が良い、
なるべくリスクが少ない仕事が良い、
この記事では、そのような部分をボクが知っている限り全て解説し、具体的な会社名を示しながらわかりやすく書いています。
そして、これから初めて運送会社に入ろうと思っている方のリスクを、できる限り減らすことを目的としています。
是非、参考にしてみて下さい。
ではさっそく本題に入っていきます。
運送会社を選ぶ時に何が大事かを、ボクが重要視している順に整理すると、次のようになります。
①トラックの種類
②運行パターン
③仕事内容
④給料
⑤休日
⑥会社の規模、将来性
⑦職場環境
⑧人間関係
では、以下より一つずつ詳しく解説していきます。
①トラックの種類
求人情報や会社のホームページなどを見て、気になる運送会社を見つけたとしましょう。
まずは、そこの運送会社のトラックが、
箱車か平ボディーか
というところを見ます。
確認するのは簡単で、求人情報に写真が載ってたらそれを見ればわかりますし、その運送会社のホームページを見て、写真があれば確認できますし、仕事内容からも推測できます。
なぜ、これを確認するのかというと、ボクは
平ボディーのトラックがイヤだからです。
なぜ、イヤなのか?
理由は三つあって、
1.雨に弱い
2.炎天下の作業になりがち
3.荷物が道路に落下する恐れがある
この三つです。
一つずつ詳しく解説していきます。
1.雨に弱い
平ボディーの場合、積み荷が濡れてもいいものならそのままでいいですが、濡れてはいけないものなら、シートをかけないといけません。
その作業自体が面倒ですし、ずっと屋外作業のため、雨が降っている場合はシートをかける間も濡れ続けますし、荷積み、荷おろし時にも濡れてしまいます。
箱車であれば、荷台が箱になっているので、荷台の中に入って作業している限り、雨には濡れないですし、ホームに接車して建物の中で荷積みや荷おろししている間は、雨には濡れないです。
雨の中走っていても、箱車であればシートをかけなくていいのでラクです。
2.炎天下の作業になりがち
平ボディーのトラックの仕事は、ほとんどが屋外での作業なので、真夏は暑さにやられます。
仮に作業自体がラクだとしても、その暑さだけで疲れてしまうので、ボクはやらないです。
真夏の暑さを甘くみないほうが賢明です。
ボクは、一般貨物系の1ケースずつ手積み、手おろしの仕事(これは箱車)を5年やりましたが、屋根があるホームではありましたが、吹き抜けで外と同じようなものなので、
気温がハンパなく暑い中で作業するのは、死にます。
しかも箱車の中での作業なので、外よりも気温が高くなります。
熱中症で倒れる人も何人もいましたので、屋外作業には十分に気をつけたほうが良いでしょう。
仕事がやりやすいように、スポットクーラーや扇風機などをたくさん設置してくれれば良いのですが、会社の上の人間は現場のことが全くわかっていないため、まだまだ環境が悪い職場はたくさんあります。
ボクはこのような経験があるため、今後は屋外作業の仕事はやらないと決めています。
3.荷物が道路に落下する恐れがある
道路において、
"積み荷の落下物は全てドライバーの責任"
になるのをご存知ですか?
そう、全てドライバーの責任なのです。
仮に、その落下物が原因で後続車輌が事故をしたり、ケガをしたりすると、ドライバーが責任を負わないといけません。
そして、その荷物を積んだのが自分ではなく、
他の人に積んでもらった荷物だとしても、
運転しているドライバーの責任なのです。
それを考えると、箱車の荷物であれば、荷物が道路に落ちる心配が100%ないので安心です。
以上三点の理由から、ボクは平ボディーのトラックには乗らないようにしています。
これはあくまでもボクの意見なので、もしあなたが外で作業したいとか、平ボディーに憧れているのであれば、やっても良いと思います。
ただ、ボクの意見としては、必要のないリスクを背負う必要はないと思っているので、参考にしてみて下さい。
②運行パターン
続いて、運行パターンを見ます。運行パターンといっても、
"毎日帰れるか、泊まりの仕事なのか"
ボクにとっては、ここが重要です。
例え、他の条件が完璧に整っていたとしても、泊まりの仕事(=長距離のこと)であればその会社には入らないです。
ボクは、毎日家に帰って家族と過ごしたいし、泊まりの仕事だと、家族に何かあっても、すぐには駆けつけられないからです。
この毎日帰れるかどうかは、求人情報に書いてある場合もありますし、書いてなければ、ボクは直接電話で確認します。
そこだけ聞きたい場合なら、わざわざ面接に行かなくても電話でオッケーです。
「求人情報を見て、お電話させて頂いたのですが、こちらの会社は、日帰りの運行でしょうか?」
これでオッケーです。
ここで、毎日帰る運行と泊まりの運行のイメージをつかんでもらうために、それぞれがどのような運行なのかを具体的に書いていきます。
【毎日帰る運行】
まず毎日帰れる運行は、毎日同じコースを回って、毎日同じ仕事をやらせてくれる会社もありますし、毎日違うコースを回るような会社もあり、会社によっていろいろやり方があります。1週間交替などもありますね。
時間帯も、毎日違う時間での出勤もあるし、ずーっと昼勤、ずーっと夜勤というのもあり、これも会社によって変わります。
拘束時間は1日12時間は覚悟しておきましょう。
ちなみにボクが今いる会社は、昼と夜が混合しているような感じで、毎日バラバラな時間で出勤です。
コースが10パターン以上あって、コースによって出勤時間が違っています。
拘束時間もコースによって、長い短いがあります。
ボクの会社は、一ヶ月のシフトの予定表を毎月出してくれるので、ありがたいです。
毎日同じコースを走る会社なら、毎日同じことをやるので明日何をやるかはわかりますが、その日にならないとどこに行くかわからない会社もありますね。これは会社によって様々です。
ちなみにボクは、今の会社はバラバラな時間に出勤ですが、本当は毎日決まった時間に出勤するほうが良かったんです。
ですが、この会社の他の条件と天秤にかけて、仕事がラク、休みが多いなどの良い部分があったので、全体を総合的に見て、出勤時間がバラバラでもいーか、と許しました。
今ではそれにも慣れて、何とも思わなくなりました。
出勤と出勤の間の休息時間も、ちゃんと法律を守って、9時間以上確実に空けてくれますので、良い会社だと思います。
ブラック企業では、この
「最低9時間空ける」
というのを守らない会社は山ほどあります。
こないだも、ウチの協力会社のドライバーが言ってましたが、
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