見出し画像

初めて運送会社に飛び込むのが怖い原因5選【後編】

前編からの続きになります。

次に、

③休みが少なそう

という問題についてです。

現状の事実だけを話すと、今僕がいる会社は、月に9日の休みが必ずあります。
1ヶ月分のシフトも、あらかじめちゃんと出してくれるので、休みに何しようかなとか予定が立てやすいですね。

一方、僕の会社の協力会社のドライバーさんは、休みが月に6日ぐらいらしいです。
協力会社のドライバーは、僕の会社の仕事以外にも、他の会社から依頼された仕事もやっています。
とはいえ、6日というと少し少ないですよね。

本来は、公休が9日ですが、3日分は休日出勤という形で手当がつくような形になってますね。

「休日出勤手当はいらないから9日休みたい」

って思っても、現実的にドライバーが足りないから、休日出勤させられるような状況ですね。
要するに、月の休みが6日しかない会社ってことです。

この協力会社も、けっこう大きい会社で、営業所は何十個もありますし、トラックも全体で何百台とあるような会社なんですが、これぐらい大きな会社でも、このように十分に休みが取れないような状況ですね。

なので、やっぱりできるだけ使う側の会社に入るようにするべきだと思います。

僕の経験では、週に1日しか休みがない会社にいたことがあって、月に4日か5日しか休みがない会社でした。
全国規模のかなりデカい会社でしたけど、超ブラックでしたね。
それでも、なぜか5年続けました(・・;)

そこを辞めてから今8年ぐらい経ちますけど、改善してるかはちょっとわからないですね。
今もそのままであれば、ブラックなままですね。

この、休日が何日あるかは、やっぱり面接でしっかり聞くことが大事だと思います。
ここをなーなーにして、聞かずに入ってしまうと、失敗するかもしれませんので必ず聞くようにしましょう。

次に、

④どこに行かされるかわからない

という問題について。

僕の実体験から言うと、コンビニ配送であればコースが何パターンかあって、それぞれルートが全部決まってたんで、いきなりわけわからんとこに行かされることはなかったですね。

入社したらまずツーマン運行で、全てのコースを覚えさせてくれますね。

トラックが未経験の方は、このツーマン中に徐々に運転に慣れていく感じですね。
僕も、トラック未経験でコンビニ配送をやり始めたので、最初は怖かったですけど徐々に慣れていきましたね。

それで一通り覚えてから、最後にテストみたいな感じで、責任者に助手席に乗ってもらって1つのコースを回って、1人で運転と作業ができるかどうかを見てもらって、オッケーが出たら晴れて1人立ちっていう感じでしたね。
これは安心して1人立ちできましたね。

別の会社の仕事では、冷蔵、冷凍の商品を、4トントラックで夜中の間に、市場やら個人経営の商店やらを30件ぐらい回っていく仕事をやってた時があったんですけど、その時も、そのコースを覚えるまで、先輩と何回かツーマンで一緒に行きましたね。

この時も、僕は4トントラックが初めてだったんですけど、ツーマン中に徐々にトラックの大きさに慣れていきましたね。

だから、基本的に運送会社は、最初はツーマンで一緒に行って覚えさせてくれますし、その間にトラックの運転と仕事に慣れていくっていう感じですね。

また別の会社の例で言うと、一般貨物系の仕事やってたときは、仕事内容は大型トラックで、自社の営業所間の配送だったんですけど、最初ツーマンでいろいろ営業所を回ったんですよね。
でも、営業所の数がたくさんありすぎて、ツーマンで全部一緒に回ってくれるわけじゃなかったんですよ。

営業所の場所を全部覚えるまでツーマンしてたら、ずーっと1人立ちできないですからね。

だから、ツーマン中にある程度いくつか営業所を回りながら仕事の流れを覚えたら、仕事自体はどこの営業所に行ってもやることは同じなので、それで1人立ちするっていう感じでした。

なので、1人立ちした後に初めていく営業所に行くことが、けっこうありましたね。

それで、1回道に迷ったことがあって、大型トラックなので簡単にUターンができなくて、ドツボにハマった時があって、あの時はマジで運転手辞めようかなと思いました(・・;)

あとは、高速が急に通行止めになれば、知らない道を下道で走らないといけなくなったりしますよね。

これぐらいは、ある程度覚悟しておいてほしいかなと思いますね。

あと、長距離の仕事はやったことないですけど、おそらく全く知らない土地に行って、全く知らない行き先に行くことがよくあると思うんですよね。
そういう時に、狭い道で立ち往生することもあるんじゃないですかね。

土地勘がないから、やっぱり全く道がわからないので、変なところに入ってしまって、そういうことが起こりやすいと思いますね。

そういう可能性があるので、僕は長距離はやらないですね。

毎日帰れる仕事の会社に入って、ツーマンの間に道も仕事も覚えれるだけ覚えて、1人だちした後は、初めての場所に行くことも多少は覚悟しておくことですね。

1人だちした後は、ツーマンすることはあんまりないので、たぶん初めての場所に行く時でも、1人で行くようになると思います。

会社に地図を出してもらえるなら出してもらいますし、ほとんどの場合は、スマホでGoogleマップをセットすれば
だいたいちゃんと目的地に着きますけど、たまに狭い道に案内されそうになるので、そこは自分自身の勘と経験で、ムリそうと思ったら違う道を探して行く感じになりますね。

YouTubeのコメントでは、「NAVITIME」というアプリが使いやすいと評判のようです。

最後に、

⑤給料が安そう

という問題についてですね。
トラックドライバーの平均年収は、450万円と言われてますね。
あくまでも平均ですから、それ以上稼ぐ人達はたくさんいます。

これは求人情報をよく見ることと、面接でしっかり聞くことがやっぱり大事ですね。

求人情報を見てると、細かくちゃんと書いてあるものもあれば、
「基本給15万プラス諸手当」
とだけ書いてあったりして、こういうのって結局、月の給料がいくらかっていうのは、面接に行って聞かないとわからないので、面接に行くしかないんですよね。

一番給料が高いのは、やっぱり長距離運転手です。
長距離運転手をしてもいい方であれば、長距離をやってもらえれば稼げると思います。
長距離であれば40万から50万ぐらいもらえる可能性があります。

僕は、毎日帰れる仕事しかやらないので、それで言うと、4トントラックの仕事だと、僕の感覚では、月に手取りで25万ぐらいもらえればいい方かなと思ってますね。

大型トラックでも、最近の求人はあんまり高い給料を書いてるところが少なくて、手取りで25万から30万ぐらいが妥当かなと感じますね。

良い会社であれば、入ってからちゃんと昇給していく会社もあります。
今、僕がいる会社は昇給していってます。
世の中には全く昇給しない会社もたくさんありますからね。

あとは、歩合制の会社であれば、荷物を運べば運ぶだけ手当が付いたり、距離によって手当が付いたり、あとコースを一本走ったらいくらもらえるとか、休日出勤したらいくらとか、会社によって手当の付き方が違いますね。

あと、残業代で稼いでいくことにもなりますが、残業代で稼ぐのは今後難しくなってくると予想します。

なぜなら、運送業界がホワイトに向かってるからです。
残業を抑えられることになってしまうので、これからは基本給自体が高くて、残業が少なくてもある程度の給料がもらえる会社に、運転手が集まってくると予想してます。

もしそうなると、基本給が低くて、他のいろんな手当で稼いでいくような会社は危険だと思いますし、待遇が安定している大手が安心だと、僕は思ってますね。

それと、仕事が長続きするかどうかの観点で、僕の経験から言えるのは、たくさん給料貰えるからっていっても、身体がめちゃくちゃしんどい仕事だと長続きしませんし、身体はラクでも、安い給料しかもらえないと、それはそれで辞める原因になりましたので、やはりバランスのいい会社が見つかれば一番いいです。

いい会社を見つけるのってなかなか難しいですし、実際入って仕事してからじゃないとわからない部分がありますからね。
僕でも4つの会社を渡ってきての今ですからね。

運送会社は、ブラック確率がかなり高いので、行き当たりばったりで得体の知れない会社に入ると、失敗する可能性が高いので、よく吟味してから入るようにしましょう。

とはいえ、ブラックな会社にもし入っちゃっても、すぐ辞めたら大丈夫だし、その仕事をやったとしても、死ぬってことはないし。
やったら意外とできるもんですよ。

それと、ブラックだとしても、自分の価値観と合ってたら、それはそれでいいと思いますし。
ブラックな会社でも、給料が良くて仕事内容が自分で許せて納得できる範囲なんだったら、続けたらいいと思います。

ということで、運送会社に入る恐怖感を、少しでも和らげることができましたかね?

これから、トラックドライバーになりたいと思っている方は、是非、やったらいいと思います。
応援してます!

では、また他の記事でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?