#55 夜の下見・・・ニューヨーク1人旅 2018年11月3日(土)3日目・・・14
宿の部屋に戻ると、朝、オーナー・陽子さんに出した洗濯物が、出来あがって袋に入れてドアノブにかかっていた。たった4ドルで朝出した汚れ物が帰宅時にはきれいになって戻っているのは有り難いことだ。
陽子さんに、明日出かける先の詳細を聞くためのいメールをすると、すぐに返信があった。即効で返信があるのは、とてつもなく心強いのである。
陽子さんによると、明日は週末で日曜日のため、地下鉄の路線が変更になるとのこと。
④、⑤のホームが閉鎖になるので、②、③の路線に、④、⑤の電車が通るとのことだった。初めての駅を利用するので、1度下見に行った方がいいとアドバイスをいただき、早速駅に行ってみた。
④、⑤のホームに行こうとすると、誰もいないコンコースの入り口に立っていた、警備員らしきおにいちゃんが、こちらに向かって何か話しかけてきた。きっとホーム変更関連のことだとは思ったが、理解できない。申し訳なかったがスルーして、そのまま進んだ。
実際に④、⑤のホームに行ってみると、ホームの入り口とホーム中に赤いビニールのロープが張り巡らされてあり、見ただけで利用できないことがわかった。〝ああ、本当に使えないんだ〟実物を見て納得。
ゆるい数メートルの坂を上ってコンコースに戻ると、そこに先ほどの警備員が立っていた。
「tomorrow、Morning no、④、⑤、Train、②、③、 Train? OK?」
取りあえず知っている単語だけを並べたので、どこまで伝わったかはわからないが、今度は私から話しかけてみた。
さっき声をかけてもらったのに無視して素通りしてしまったので、おにいちゃん警備員は〝だから声をかけただろ?〟と言わんばかりに、不愛想に
「OK」
と言ってくれた。おにいちゃん警備員さん、ごめんね。気軽に話せる英語力は、あいにく持ち合わせていないの。しかも、ぶつ切り単語で申し訳ない。
陽子さんのアドバイス通り、下見に来てよかった。何も知らずに翌朝駅に来て、張り巡らされた赤いロープを見たら、きっとパニックになっていたことだろう。おにいちゃん警備員に
「Thank you」
とお礼を言い、宿に戻った。
シャワーを浴びてくつろいでいると、21:30頃、睡魔に襲われて、ゴロンとベッドに横たわったまま寝てしまった。そのまま熟睡したせいで、夜中2:30すぎに気分爽快で目が覚めてしまい、眠れなくなってしまった。
明朝は朝食無しで早く宿を出発する。もう一眠りして体力を温存しなければ。けれど眠りたい気持ちとはどんどん反対に、冴えに冴えて到底眠れそうにない。珍しいほど脳が晴れ晴れと冴えわたっている。
私は眠るのを諦め、Face bookを開いた。私の投稿に、日本から夢の実現にお祝いコメントがたくさん寄せられていた。みんな自分の事のように喜んでくれていて、1つ1つのコメントを読み、返信しながら嬉しさが込み上げてきた。日本は今頃夕方かなぁと思いを馳せながら、夢の実現を果たし、今、New Yorkにいる幸せをかみしめていた。
★ 3日目に行った所
・Union Square(ユニオンスクエア)のグリーンマーケット(青空市場)
・Union Square(ユニオンスクエア)のBarnes & Noble(書店)
・TJ MAX
・Flatiron Building(フラットアイアンビル)
・Madison Square Park
・Empire State Building
・New York Public Library(ニューヨーク公共図書館)
・Bryant Park(ブライアントパーク)
・聖地
・Grand Central Terminal
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