#141 有名な観光地だけが楽しいとは限らない・・・ニューヨーク1人旅 2018年11月13日(火)13日目・・・6
IKEA店内に入って驚いた。造りや品物の陳列、商品が、日本とほとんど変わらなかった。目隠しをされて連れてこられても、そこが日本かNew Yorkか区別がつかないほどだった。
6畳程のオープンスペースがたくさんあり、1部屋1部屋が細部までしっかりとコーディネートされていた。
日本ででも、できそうな部屋作りだ。ざっと見たところ、陳列されていたり、そこかしこに並んでいる商品が、日本でも手に取れると思い、流す程度に見て回った。本当は全体をじっくり見たかったが、限られた観光日数と時間。自由の女神を確認し、足早に周った。
出入り口にドドーンを並べられた大量のカートの数に驚きながら、アメリカのでかさを実感した。
IKEAの前からバスに乗ろうとバス停に行くと、バスのドアが閉まるのが見えた。〝え? やだ、乗りたいのにっ!〟ダメ元でバスに向かって走ると、バス停にいた警備のおじちゃんが、運転手さんに向かって合図をしてくれた。バスはちゃんと待ってくれて、無事に乗ることができた。
ここでもNew Yorkerの親切を受けた。
Red Hookは、かつては倉庫街で、90年代にはかなり危険なエリアだったらしい。2008年にIKEAができてから街の様子も変わり、ワイナリー、飲食店、雑貨店が並んでいるとのことだった。
けれども、私が行ったときは平日の真昼間で、店舗はどこも開いているようには見えなかったし、人も歩いていなかった。
Red Hookが観光地かどうかはわからないが、ガイドブックにはしっかりと紹介されていた。
ただ、New Yorkの友人たちは、〝どうしてそんな所に行くの〟〝行ってどうするの?〟〝何にもないよ〟と、地元の人でさえ不思議がる場所らしい。
けれど私にとっては、Red HookもしっかりNew Yorkなのだから、たとえ郊外でも4訪れる。
有名な観光地だけが楽しい場所とは限らないのだ。
約3時間のRed Hookの小旅を終えて、Smith-9 Streets Stationに戻った。