#62 太陽は方向指示器・・・ニューヨーク1人旅 2018年11月4日(日)4日目・・・7
教会から外に出ると、お天気もよく、カラッとした空気が清々しくて気持ちよかった。このままHaremを出るのはもったいない。せっかく来たのだから通っていない道を歩きたい。
快晴の穏やかな午後。メイン通りには賑やかな声が響いているが、大通りを1本入ると、人っこひとり歩いていない。もう1度Apollo Theaterに行こうか迷ったが、さすがに1人で歩くのは少し怖かったので、とりあえず駅の方へ戻ろうと歩き出した。
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方向オンチ選手権で世界一に輝ける、筋金入りのスーパー方向オンチの私が、なぜ駅へ戻れたのか。それは、快晴の空に力強く輝いていた太陽のおかげ。
朝にツアーを出発した時、東にあった太陽が南に上がり、午後になって西に向かっていたからだ。
こんなところで太陽の動きを方向指示器に使うとは、何ともサバイバル。
そんなことを楽しみながら135st駅に向かって歩く。
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穏やかな日曜の午後。公園には誰もいない。辺りは黄色い落ち葉が絨毯のように広がって、少し物悲しい空気。
4、50m程先に、礼拝の時に隣に座った女の子が歩いているのが見えた。
旅の醍醐味は、一期一会。もし英語が話せたら走って追いかけて、お茶でもしない?と声を掛けていたかもしれない。けれども、遠くに見える女の子の姿を見ながら、お茶もおしゃべりもできないことが、少し残念だった。
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