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世界は黙って私を見てて。

今日、人生で初めて1万円以上する服を買った。foufouというブランドの黒のワンピース。めちゃめちゃカッコかわいい。

今までなら服にお金をかけるなんてあり得なかった。昔の自分が見たらひっくりかえりそうだ。

今もだけど、昔は典型的なぽっちゃり・眼鏡・スカート嫌いの世間的にみて"ダサい"やつだった

友達にブスだねって言われたこともあったりする。デブだね、だったかなあ忘れちゃったけれど。

今は、相変わらず眼鏡のままだけど似合うメイクを知った。髪の毛もとかして真っ直ぐにするくらいはするようになった。

私の人生には容姿にたいして、いつも"アドバイス"をくれる人が現れる。

スカートはいたほうがいいよ

コンタクトにすればいいじゃん

その靴下だっさw

モノトーンの服しか着ないよね

服もメイクもするようになったんだからヘアセットもしなよ


ぜーんぶ、呪いの言葉に聞こえた。うるせえな黙れよ。

天邪鬼なわたしは呪いを跳ね返して大人になった。

大人になると、自由なお金が増えた。自分の好きな服を買えるようになった。

買うことを諦めるのも試着室が憂鬱な場所になることも、少しずつだけど減っていっている。

自分が好きな服をきて、背筋を伸ばして歩くと、映画の主人公になったみたいでわくわくすることを知った。

今の私を一番好きなのは私。私は私のためにかわいくなりたいんだ。その結果を他の人が褒めてくれるならそれはそれでうれしい。くらいになった。他人の評価はおまけだ。見た目に関しては一生自己中心的に生きていきたい。

世界は黙って見てればいいよ。勝手にかわいくなるからさ。

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