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無職日記24 「ハロワの窓口の人を予約する。」

11月10日(火)
オットと温泉に行った。
オットが障害を持つようになって車に乗れなくなってから我が家の足は公共交通機関になった。2人とも観光に特に興味がないので、ごく近場にバスと電車を使って出かける。

この日も家を出たのは11時。
15時過ぎには目的地に着く予定だ。

12時前に駅に着いたので、地下街でうどんを食べた。
オットはそばの方が好きなのだが付き合ってくれた。

一味をかけようとしたら、フタが外れました・・・・。
でも辛いのは平気なので大丈夫。

オットのお腹の調子がどうもあまり良くなくて、移動の途中にしばしばトイレタイム。うどん屋を出たところでトイレに行っとかなくていい?と何度も聞いたにも関わらず改札を入ってから行こうとしたトイレが改築中で使えず、有人改札で理由を話して外にだしてもらった・・・。トイレから戻って再び改札を入り、ホームまで行くと「またトイレ行きたい・・・」。
「またー!?」というセリフをぐっと飲み込み、オットから旅行カバンを受け取って改札へ向かう。病気のせいで歩くのが遅いし、階段は手すりを持って降りるので、カバンは邪魔なのだ。
するとさっきとは違う階段から降りてきたため、通路にトイレを発見。
また改札を出る羽目にならなくてよかった・・・・。

心臓に毛が生えてるんじゃないかと思う一方で、こういう時にお腹が痛くなるのはナイーブな証拠じゃないかと思うのだが、オットのメンタルはどうなっているんだろう・・・。
しかも歩くのが遅いのでひと苦労だ。イライラするが表に出してはいけないと自分に言い聞かせて辛抱強く待つのみ。この5年間で私は随分と「待つ」ことにおいて鍛えられた。

15時過ぎに予定通り旅館に到着。
16時に家族湯を予約していたので入る。
温泉成分が高くてすごく気持ちいいお湯だった。
大浴場は広いし、お風呂は滑って危険なので、オットは一人では温泉に入れない。いつも2人で家族湯に入る。自宅の湯船は足を伸ばせないほど小さいので、2人で足を伸ばして入れる家族湯は、小さな贅沢だ。

12月11日(水)
7時に起きて、美味しい旅館の朝食。
他人が作ってくれた食事はサイコーに美味しい。
私もオットも、ごはんをおかわりした。

宿からハローワークに電話して、次の認定日の日の職業相談の担当者を予約する。交換の人が出て要件を伝えると、この間のMさんが電話口に出てくれた。
「全部不採用になりました。ひとつは面接に行きましたが、ダメでした。」
「そうですか、残念です。それも今度ゆっくり聞きますね。」
2人で「ふふっ」と笑って電話を切った。

窓口の人が違うだけで、全然気分が違う。
ハローワークに行くのが楽しいとさえ思ってしまった。

10時に宿をチェックアウトして家に帰り着いたのは14時過ぎ。
私は小さな駅弁を、オットはおにぎりをひとつ買って、あったかいカップ麺と一緒に食べた。

晩ごはんは軽くワンプレートで。
野菜サラダ、スパゲティサラダ、鶏肉の塩胡椒焼き、卵焼き、お味噌汁、雑穀ごはん。

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chirin
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