子宮頸部異形成だった②

図書館に行き、免疫についての本を2冊かりてきました

そもそも、HPVについてあまり理解していなかった

子宮頸部異形成や子宮頸ガンはHPVに感染することが原因、とはどこかで読んだ事はありましたが、よくよく考えてみると自分が感染しているとはなぜか思っていませんでした。紹介状には、HPV陽性とあったのですが、先生がそのことについて教えてくれなかったのか、私が聞いてなかったのか...そもそも、紹介状を見せてもらうまで検査していたこともわかっていませんでした。

子宮頸部異形成や子宮頸ガンは、HPVというウィルスに持続感染することで引き起こされます80〜90%の人は感染しても免疫の働きで削除されますが、私の場合、今の所そうなっていないようです。

HPVはありふれたウィルスで、遺伝子型は150以上あり、ほとんどの型はイボなどを作る程度の病原性しかもちません。その中のほんのわずかな型が、ハイリスク型(16、18、31、33、45、52、58型)と呼ばれ、子宮頸ガンの原因となっています。ちなみにコンドームでも完全に予防することはできないのだとか。

感染前にワクチンを打てば予防できますが、予防できる型は決まっていて16型と18型のみで、他の型は予防できないそうです。なぜ16と18型なのかというと、ワクチンが開発されたアメリカでは、特にこの2つの型が子宮頸ガン患者の中から多く見つかったそうです。

ハイリスクかどうか型を検査で調べることもできるが、感染していたHPVがハイリスクだったからといって「すぐ治療しましょう」というのは行き過ぎた治療で、ハイリスクかどうかに関わらず経過観察し、高度異形成以上になってはじめて治療が視野に入ってくるそうです。

「私の先生はなんで型を調べてくれないんだろう?」と思っていましたが、こういうことかと納得しました。

治療法はあるけど...

軽度〜中度異形成の場合は経過観察にとどまり、高度異形成以上になると治療が視野に入ってくるそうです。ただ、高度でも経過観察の場合もあるみたいです。

(私が読んで勇気づけられたブロガーさんも、高度異形成になり手術を進められたが、「まだガンになっていないのに切りたくない」ということで、インドのアーユルヴェーダの治療を受けて無事完治したらしい。)

私は、組織診で中度異形成であることがわかり、5月にまた細胞診を受ける予定です。できれば、治療せずに自然治癒したいと願っています。

私が調べたところによると、治療法として以下の3つがありました。

成子宮頸部レーザー蒸散術
子宮頸部円錐切除術
PDT療法

PDT療法は一番子宮に優しい治療法のようですが、副作用で光に弱くなってしまうらしく、3週間は暗い病室で過ごす事になるそうです。(この治療を行なっている病院は国内に一院だけだそうです)

また、適切な治療を受ければ、90-98%の患者で一回のみの治療で治るそうです。3ヶ月おきや6ヶ月おきに検査にいくより、一度で済ませる事ができるという点で、積極的に治療を選択される方もおられるとか。

これは安心材料になりました。
そういう考え型もできるんだな、と。
確かに、3ヶ月おきに検査、検査の2週間後に検査結果を聞きにいくというのは時間もかかりますし、毎回あの検診台にのって痛いのを我慢しなければならない、そのストレスがなくなると考えれば治療も悪くないのかもしれない、そんな考え方もできますね。

でも、治療しても再発してしまうこともあるようです

再感染、再発することがあるということは、自分の免疫力でHPVを消去する力をつけない限り、治療を受けたとしても、HPVはいつまでたっても怖い存在になります。

したたかなウィルス

いくつかのウィルスに関する本を読んで知ったのですが、HPVはおとなしいウィルスで、しかも、宿主の細胞の中に入るとうまく遺伝子を書き変えて、宿主の免疫に発見されないようにするらしいです。それゆえ、いつ感染したかを知るのは不可能だそうです。

このおとなしくて免疫に見つかりづらい、このウィルスをどうやったら消去できるのでしょうか?

そもそも、この病気は免疫が低下した女性に多い病気だそうです。80〜90%は免疫の働きで消去されるのに、わたしには残ってしまっているようです。

それほど免疫が弱っている理由はいったい何なのでしょうか?

図書館で2冊の免疫に関する本を借りてきて読みました。
そして、私の生活は一変しました



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