②[ケース面接の評価基準] MBBの2次で惜しくも、落ちる人の特徴
(1) はじめに -本Noteの概要-
初めまして、YUKIと申します。
新卒で日系メーカー(3年)→MBB(3年)→転職というキャリアを歩んで参りました。
以下の2つの視点から、ケース面接の対策をサポートしております
受験者の視点: McK/BCG/Bain/Kearney/S&の5社からオファーを貰った元受験者の立場から、効果的だったと思う対策を解説
面接官の視点: MBBで実際に+200人の面接を担当した経験から、面接官が何を評価しているのか、どんな人を通過させるのかを解説
本Noteのカバー内容
こちらは「戦略コンサルの評価基準」を面接官目線で、リアルさに重点をおいて解説したNoteとなります。具体的には以下の点をカバーしております。
”これから受験するけど、正直自分のレベルがわからない”
”受け始めたはいいものの、2次あたりで脱落してしまう”
そういった方に向け、戦略コンサルの評価軸および、
通過者/脱落者の特徴を丁寧に解説した1冊になります。
※新卒/中途に向けて、共通のメッセージとなります
(2) 戦コンの評価基準: 面接官は何を見てるか
呼び方は違えど、各ファームがみている評価項目は①~⑤に帰着します。
①数的感覚
②思考力
③ビジネスセンス
④コミュニケーション力
⑤カルチャーフィット
評価項目自体を聞いたことがない、という人は少ないでしょう。
一方で、その具体的な内訳や、どのような発言が加点・減点に繋がるかまでを理解しているかというとNOという人も多いかと思います。
面接官として「ボーナス!」「歯がゆい…!」と思うポイントを、
なるべくリアルに、ひと項目ずつ解説してみたいと思います。
①数的感覚
フェルミ推定、打ち手のインパクト概算等を通じて判定される能力です。
「純粋な計算力」を見ているだけと誤解する人が多いのですが、むしろを見ているのは下記です。
どれだけ計算を端折れるか
桁感を掴んで素早く計算できるか
常識的な数値の感覚があるか
東大生シリーズを読んで、人口をつぼ型で捉えて、
ある世代は80万人、ある世代は120万人で計算して…とやる人が絶えません。
30分の面接でこれをやっても、評価は1ミリもあがらないと思った方が良いでしょう。
眼鏡の市場規模を算出してと言われ、
50億と答えたり50兆と答えたりする人もいます。
人口1億で割ったら、1人あたり5円って小さすぎませんか?
日本のGDPの1割弱も眼鏡が占めるのでしょうか?
大抵は計算ミスなのですが、軽い検算で違うだろうと否定できるような桁ずれは致命的とみなされます。
計算に時間を使いすぎて肝心のセグメント分けが杜撰になったり、
指摘しても計算ミスに気づけない場合は、1次面接でアウトになることが多いです。
(後半の議論で盛り返せば十分逆転可能ではあるのですが、ここが致命的な人は後段もぱっとしないことが多いのが実情です)
②思考力
言わずもがな、最重要項目です。
(とあるファームは他の項目がどんなに良くても、思考力がボーダーに引っかかる場合は絶対に落とすとか、、)
思考力の重要性に腹落ちいただくために、ぜひ以下のお題を5~10分程考えてから読み進めてください。
大枠考えられたでしょうか?
まとめると「思考力」なのですが、非常に要素が多いので、
一つずつ順を追って解説できればと思います。
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