オリジナルキャラクターをイラストレーターさんに依頼して大成功した話。
初めてのnote投稿になります。
最後に伝えたいことをまとめています。
・私がイラストを依頼しようと思ったきっかけ
きっかけは簡単でした、SNS離れをしていた私がTwitterとYoutubeを初めたからです。
著作権に詳しいわけではないので、拾ってきたイラストをアイコンにするのも気が引けてどうしようかと考えました。
ならば、オリジナルで絵を書いてもらったらどうかな、と。
私は、初めてダーツバーで遊んだ日にマイダーツのセットを購入してしまうような、とりあえず形から入る人間です。
TwitterもYoutubeも趣味の片手間程度に遊ぶつもりですが、アイコンはきちんとしたいと思い、依頼することにしました。
・キャラ設定を考えた
そもそも、どんな絵を書いてもらえばいいのかも決めていない。
というか、Twitterはまだしも、Youtubeなんてどんな方向性でやるかも考えてませんでした。
ここから悩みます。
男キャラか、女キャラか、はたまた動物系か。
どんなキャラにしようか、Vtuberになってキャラを動かすのか…。
まずは、Twitter、Youtubeは好きなようにやる。ということを決めました。
フォロワー数や登録者数は気にしない、増えたら嬉しいけどの気持ちで。
誰も見てなくても、どうせ一人で喋りながらやるだけですし。いつもと変わらない。
であれば、気負う必要もないし自分のペースで続けていけそうだと。
もし、見てくれる人ができたのならば、友人のように感謝の気持ちを持って接すること決めたのです。
オリキャラは、男性キャラにしようと考えていました。
自分の顔になるのであれば、同性にしたほうがいいと思ったからです。
見た目は女性キャラや動物なのに、自分のようなキモ声を流すのはちょっとなぁ…とかそんな理由です。
キャラのイメージもある程度決めました。
これからの私の顔になるわけですから、オリキャラがリアルと違いすぎるのも嫌だったので、自分の要素を入れることにします。
リアルの見た目も、声も好きではありませんが、もし自分が2次元キャラクターだったら?という妄想で頑張って捻りだしました。
ゆきちくん(仮)
身長188cm、体重92kg、眼鏡で、目つきが悪い、瞳が小さい。
肩幅小さい、アゴひげ、髪は少しクセ毛、色は暗めの茶か赤、タバコ、気だるげな感じ。
という要素を入れることにしました。
で、ここまで考えてきたのですが。
Twitterやyoutubeは好きにやる、ということを決めた時に女性キャラに変更することにしました。
32歳男性(独身)キモオタの私は、女性キャラの方が好きなわけですよ。
また一から設定をどうしようか考え直していたのですが、ハッと気づきます。
「逆に考えるんだ、ゆきちくん(仮)をTS(性転換)させちゃってもいいさ」と。
ゆきちちゃん(仮)
身長177cm、胸は大きめ、目つきが悪い三白眼。
髪色は暗めの赤、長さは肩辺り、タバコ、気だるげな感じ。
自分の性癖、好みのタイプを書き出してまとめている内に、頭のブレーキは壊れたのでしょう。
そのまま突っ走ることにしました。
ぼんやりではありますが、頭の中でイメージができてきた感じがします。
あとは、イラストレーターさんを見つけて相談するだけです。
・つだこ先生に依頼するまで
Twitterで個人的に連絡して依頼する方法もありましたが、今回はクラウドソーシング・スキルマーケットなどのサービスを介して依頼することにしました。
ちなみに、利用したサービスは「ココナラ」です。
検索してみると、様々なイラストレーターさんがいました。
どのイラストレーターさんに依頼するか、予算もあまりないので悩みました。
絵柄から値段や販売実績など、見るべきポイントも多いです。
レビューなども見ると、トラブルがあったりする人もいました。
そして考えました。
タバコを吸っている女性を書いてくれそうで、ビビっときた人にしようと!
実績や値段はとりあえず置いておいて、絵柄で気に入った人に書いてもらえれば失敗は少ない、と思ったわけです。
そこからは必死に探しました。
3万人以上いらっしゃるイラストレーターさんの中から、いろいろな人のポートフォリオを拝見しました。
私はイラストや美術に関して、素人以下のクソレベルで無知です。
線の書き方が~、とか、色が~、なんて言われてもさっぱりわかりません。
字すらキレイに書けない私としては、イラストレーターさんはすべて神です。
そんな神様をあーでもない、こーでもないと吟味している私は一体何様なんだ?と嫌気がさしたりもしました。
様々なイラストを見ることで、色々と考えさせられました。
心が折れ始めてきた3日目ぐらいで、ご飯を食べながら探していた時のことです。
初めてビビっときました、マジで。
その時に見つけたのが、つだこ先生の技術販売ページでした。
率直な感想ですが、キャラクターの魅力もあり、特に瞳の描き方が引き込まれるような印象を受け、背景も手を込んで描かれていると感じました。
丁寧で優しい方なんだろうなと思います。
ポートフォリオを開いて嬉しかったのは、タバコを吸っている女性キャラのイラストがあったことです。
タバコは嫌いなんで描きません!と言われる心配はなくなりました。
というか、タバコを吸ってるキャラをポートフォリオに乗せるのはロックだなー、と思ったぐらいです。
値段を確認して、さらに驚きでした。
このクオリティの値段じゃないでしょ。と声が漏れたレベルです。
それならばと、追加でヘッダー用のイラストも描いてもらおうと決めました。
予算も、絵柄も大丈夫。
ですが、販売実績は多くはないのが正直に不安なところでした。
トラブルになることを避けるため、購入する前にまずはメッセージから送ることにしました。
返答の内容で、どのような人なのか知りたかったからです。
メッセージでは何点かの質問をしました。
・収益化することができた場合は、その際に追加料金を支払う形で良いのか。
・アイコン用の立ち絵とヘッダー用のイラストの基本料金だけで本当に依頼できるのか。
・オリジナルキャラクターを描いてほしいが、依頼者側で決めてほしい部分があれば教えてほしい。
収益化することはないだろうと思ってますが、念のために聞いたところもしっかり答えてくださいました。
収益化した際に支払いすれば大丈夫なこと、基本料金で問題ないが修正は2回以降は1回1000円がかかること。
オリキャラに関して決まっていない部分は、一緒にデザインを練って近づけてくれるとのことでした。
とても丁寧な文章でお答えいただけたので、この人なら大丈夫そうだと内心ホっとしました。
お仕事なんだから当たり前。と思う人もいるかもしれませんが、世の中何があるかわかりませんからね。
これで不安なこともなくなりました。
速攻で購入し、購入者と出品者のトークルームにゆきちちゃん(仮)の設定を記載して気づきました。
服や装飾品をまったく考えていなかったことに。
可能であれば参考資料を提示してくださいとあったので、イメージに合いそうなキャラをネットの海から探してお伝えしました。
あとは、先生に任せて私は待つだけです。
・イラストが完成するまで
まずはラフの確認でした。
モヤモヤとしていたイメージのキャラクター像がここで完成した気がします。
私は先生に「自分を女体化させてください!」とは恥ずかしくて伝えてません。部分的な設定だけでした。
にも関わらず、髪の毛がちょいクセでボサっとしてたり、ラフな服を好んでいそうなキャラクターにしてくれました。
私のイメージを元に、つだこ先生の中でキャラの印象や性格を解釈したものを形にしてくれたのだと思いました。
オリキャラの服がタートルネックになったのですが、リアルの私の部屋着で驚きました。
最初が肝心とでもいうのでしょうか。肉付け完了後に骨組みに異常があったりすると、修正の手間は想定よりも多くの工数がかかるものです。
ゲームも、システムも、プログラムも大体そうです。
骨組みの時点で修正するべきだと思い、何回も確認してラフのタイミングで気になる点を先生に修正してもらいました。
次はカラーラフのチェックです。
カラーラフを見た時は、ゲームボーイからゲームボーイカラーに進化した時のような感動でした。(おっさん)
当時は白黒の世界で満足していたはずなのに、色が付くことでより没入感のある魅力的な世界があることを知りました。
先生にお任せすれば最高の形で出てくるだろうと、進めてもらいました。
そして、最終チェックです。
つだこ先生から「完成しました」と上げていただいたイラストを見て、感慨深い気持ちになりました。
さながら、ゲームボーイカラーからゲームボーイアドバンスに進化した時のような感動です。(おっさん)
理解してもらえる例えではないかもしれませんが、当時の私は本当に感動したんです。
光に影、さらに質感が加わることによって、キャラクターに色が付いた、ではなく、生けるキャラクターになりました。
修正はなく、完全なる成功で、完成しました。
私の人生で、忘れることのない思い出が、また一つ刻まれた瞬間です。
本当にワクワクとドキドキが止まらない、楽しい期間でした。
誕生日プレゼントが待ち遠しい、そんな小学生の頃のような気持ちを思い出しました。
これから私は、もう一人の私としてこのキャラクターと共に、インターネットを生きていくのでしょう。
リアルでは辛い日々が続いていましたが、ネットでは楽しくなる予感がします。
つだこ先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。
素晴らしいキャラクターを、そしてイラストを本当にありがとうございました。
以上、私の心境と体験談でした。
【オリジナルキャラクターを描いてもらいたい人に伝えたいこと】
今回のように、無名の個人がイラストレーター(絵師)さんに依頼をしても成功するとは限りません。
顧客と販売側でコミュニケーションエラーの問題が発生することが多いように、依頼者と出品者でもトラブルは多いはずです。
・自分が選んだイラストレーターさんを信じましょう
顧客として、自分の持っている理想を叶えてくれそうなイラストレーターさんを見つけることができれば、失敗は少なくなるはずです。
今回の私の場合は、ここを明確に意識してめちゃくちゃ探しました。
絵がうまいからいいだろう、と簡単に決めることではないです。
この人になら任せて大丈夫だと、そう思わせてくれるような人が良いと思います。
そこまでして選んだ人なのですから、自分の持つイメージをしっかりと伝えることができれば、イラストレーターさんの世界で表現してくれるはずです。
そして、そのためには相互で信頼関係があるのが理想です、イラストレーターさんから信頼される客になりましょう。
最初にアクションを起こすのは依頼者側です、第一印象からやべぇ奴と思われないように。
もし、成功しなかったのであれば、自分のアウトプットに問題があったか、人を見る目がなかったと気づく勉強代だった、と考えるのがいいでしょう。
・それでも買うべき。
正直、失敗することは他の買い物よりも多いと思います。
ですが、このような経験と感動がお金で買えると考えるならば、買うべきだと思います。
食品のように腐ることはなく、素晴らしいイラストと思い出は色褪せることはありません。
アイコンひとつにしてもTwitter、youtube、discordなど使えますし、私はスマホの待ち受けにもしました。
使い方も幅広いはずです。
値段もイラストレーターさんによってさまざまですが、アイコンだけであれば3000円~10000円程度で依頼できると思います。
世界で一人だけのキャラクターアイコンをその価格で提供している、と考えたらすごいことです。
私は、自分で見つけたイラストレーターさんを信じて購入した結果、大成功でした。
興味がある方は、オリジナルキャラクターのイラスト作成を依頼してしてみてはいかがでしょうか。
【最後に】
お疲れ様でした。
学のない人間の稚拙な文章は読みづらかったですよね。申し訳ありませんでした。
「伝えたいこと」だけをTwitterに書くと、クリエイターの方々を商品と値段だけで見ているような感じになってしまうのが嫌でした。
そのため、私の心境と実体験を読んでもらい、感動したということを前提にしないと理解されないと思い、夢中で書き殴るうちに長くなってしまいました。
こんなに長い文章を書いたのは初めてでしたが、楽しかったです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
人生楽しい。
ゆきちファンタジー