【Mac】Media Encoder書き出しエラー多発〜高速な外部ストレージの必要性〜
前回のブログで、HDDや、USBメモリへのデータコピーに非常に時間がかかり、高速な外部ストレージが必要だと思ったという内容を記載しましたが、それ以外にも高速な外部ストレージが必要だと感じたシーンがありました。
今回は、そのあたりのことを記載していきます。
After Effects 2022を利用し始めて、最初の頃は問題が生じなかったのですが、しばらく使っているうちに、After Effectsからの書き出し時に、エラーが多発して書き出しができなくなってしまったことがあります。
Media Encoderで、次のようなエラーが多発してしまいました。
書き出しエラー
ムービーの作成中にエラーが発生しました。
メモリが不足しています。
エクスポーターが不正な結果を返しました。
その時の実際のエラー画像が以下となります。
After Effectsの編集から、キャッシュの消去>すべてのメモリ&ディスクキャッシュを選択し、ディスクキャッシュを消去すると、一時的に書き出しができるようになりますが、すぐにまたエラーが再発するという状態でした。
トラブルが発生すると、その時にやろうとしていた作業も中断されますし、
またトラブル解決に向けての時間も多くかかってしまいます。
色々と対策方法を調べて、試してみたところ、結果的にエラーを回避することができるようになりました。
次の(1)と(2)の2つの対策をすることで、回避できました。
(1)After Effects 他のアプリケーション用に確保するRAMの値を変更
After Effects >環境設定>メモリとパフォーマンスの順に開いていき、そうすると、以下の図のようなメモリ設定項目がでてきます。
他のアプリケーション用に確保するRAM は、初期値は5GBとなっていましたが、
以下のように3GBに変更を加えました。
そうすることで、After Effects や、Media Encoderが使えるメモリ容量が増えてエラーが起こりにくくなると考えました。
(2)After Effects 最大ディスクキャッシュサイズ変更
次に、After Effects >環境設定>メディア&ディスクキャッシュの順に開いていき、最大ディスクキャッシュサイズ 初期値は25GBとなっていた値を、40GBに変更してみました。
※AdobeのAfter Effetsの公式サイトでは、最大ディスクキャッシュサイズの初期値は、搭載されているSSD容量の10%となっていると記載があった記憶があります。私のMacは、SSD容量が250GBのため、10%の25GBだったんだろうと思われます。SSD容量が500GBの方は、初期値が50GBとなっていると思われます。
上記の、2つの方法でエラーが回避され、正常に書きだしができるようになりました。
さて、上記の設定に変更し、しばらくは問題なく使えたものの、
その後、設定した上限値の、40GBまでディスクキャッシュが溜まってしまい、
ディスクキャッシュを消去しないとエラーで書き出せない状況に再度陥ってしまいました。
頻繁に、ディスクキャッシュを消去するのも面倒だと思い、
最大ディスクキャッシュサイズを、一気に100GBまで増やして、現在まで使ってきました。
これらの設定変更により、エラーが発生することもなくなり、快適に使えておりますが、
たまにMacのストレージ容量を見てみると、250GBの容量の多くを使用しており、そのことが気になるようになってきました。
(以下の画像は、空き容量78.18GBとなっていますが、空き容量10GBぐらいしかない状況までデータが溜まってしまったこともありました。)
そのような時は、After Effectsの編集から、キャッシュの消去>すべてのメモリ&ディスクキャッシュを選択し、ディスクキャッシュを消去という作業をします。
ディスクキャッシュ消去後の、私のMacのストレージ容量は、現時点だと以下のような感じとなります。250GBの容量のおよそ、半分ほど使用している状況です。
<感想として>
After Effects で編集作業をしていると、いつの間にか大量のディスクキャッシュが溜まってしまいます。
それらを、Macの内蔵ドライブに保存することは、できれば避けたいと考えるようになりました。
何故なら、大切なMacの内蔵SSDの劣化を早めてしまうのではないかと思えたからです。(大量データの書き込み・消去を繰り返すことになるため、耐久性面での寿命を早めてしまうことになるのではないかと・・・余計な心配かも知れませんが)
また、これから先、今以上のアプリやデータをMacに保存するようになると、仮にディスクキャッシュがなかったとしても、容量250GBの大部分を占有してしまうのではないか?・・・・とも心配になりました。
以上のことから、私が導きだしたこととしては、After Effects のディスクキャッシュは、高速な外部ストレージに保存しよう!というものでした。
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