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第59話<アニメーションプリセットとは何か?>【Ae】アニメーションプリセットを手当たり次第試してみる
●はじめに
「アニメーションプリセットを手当たり次第試してみる」という連載記事の第59話となります。
前回の第58話にて、第1話からスタートしてきた、After Effects 2022に標準で搭載されているアニメーションプリセット全564個を一通り試すところまで進めることができました。
一通り試してみるまでに随分時間がかかりましたが、その結果は、それぞれのアニメーションプリセットを適用することで、どのようなアニメーションができあがるかを、ある程度把握することができるようになりました。
思い返せば、1部(極少数ですが・・・)のアニメーションプリセットは、適用させても全く動作しなかったものもあったように記憶していますので、また時間を作って、それらのアニメーションプリセットの再度トライもしてみたいと思います。
さて、ここまで進めてきて、今更な話とはなりますが、改めてアニメーションプリセットとは何か?ということをテーマに今回はブログの記事にしていきたいと考えています。
●アニメーションプリセットとは何か?
先ず、私の第1話でご紹介した内容は、次のようなものでした。
Aftrer Effectsって何?、アニメーションプリセットって何?
と思われる方の為に、簡単に補足しておきます。
Aftrer Effectsは、アニメーション制作などに使えるAdobeの高機能なソフトです。
そして、簡単に、アニメーションが制作できるよう、
あらかじめアニメーションプリセットというものが準備されており、
このプリセットを使うと、あっという間に効果的なアニメーションが作れてしまいます。
第1話のリンクも掲載します。
この中では、極力わかりやすくお伝えしようと考え、料理にかける調味料を例えにも用いていました。
アニメーションプリセットは、例えば、
料理にかける、調味料をイメージしてもいいかも知れません。
料理の素材に、調味料をかけると、素材の味は変化をします。
甘く味付けされる調味料もあれば、酸っぱくなる調味料もあり、調味料によって、様々な味付けになります。
(アニメーションプリセットによっては、様々な味付けになるという例えです)
そして、この調味料があまりにも沢山準備されている状態。
その数・何百??? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●Adobeの公式ホームページによると・・・
さて、次にAdobeの公式ホームページの、「エフェクトおよびアニメーションプリセットの概要(最終更新日:2023年1月5日)」の中では、次のようなことが記載されていました。
アニメーションプリセットを使用すると、キーフレーム、エフェクト、エクスプレッションなどの、レイヤープロパティやアニメーションの特定の設定を保存および再利用できます。
例えば、複雑なプロパティ設定、キーフレーム、エクスプレッションを含む複数のエフェクトを使用して爆発の効果を作成した場合、すべての設定を 1 つのアニメーションプリセットとして保存できます。
保存したアニメーションプリセットは、どのレイヤーに適用することもできます。
アニメーションプリセットの多くには、アニメーションではなく、エフェクトやトランスフォームプロパティなどの組み合わせが含まれています。
動作のアニメーションプリセットは、キーフレームではなく、エクスプレッションを使用してレイヤープロパティをアニメートします。
アニメーションプリセットを保存し、1 つのコンピューターから別のコンピューターに転送することもできます。
アニメーションプリセットのファイル名の拡張子は、.ffx です。
After Effects には、数多くのアニメーションプリセットが用意されており、レイヤーに適用して自由に変更することができます。
これには、多数のテキストアニメーションプリセットも含まれます。
After Effects のエフェクト&プリセットパネルまたは Adobe Bridge を使用して、アニメーションプリセットを参照し、適用できます。
Presets フォルダーを Adobe Bridge で開くには、エフェクト&プリセットパネルメニューまたはアニメーションメニューから「プリセットを参照」を選択します。
注意:
熟練したユーザーが After Effects をどのように使用しているかを確認するには、アニメーションプリセットを適用して、U または UU と入力します。これにより、アニメーション化または変更されたレイヤープロパティだけが表示されます。アニメーション化または変更されたプロパティを表示すると、アニメーションプリセットのデザイナーがアニメーションプリセットを作成するために行った変更を確認できます。
記載されている記事は、まだ続きましたが、今回ご紹介する内容はここまでとします。
●アニメーションプリセットについての感想と今後について
この連載記事の第1話に取りかかった頃も、Adobeの上記記事を見ていたことを思い出しましたが、当時はまだ、ここに記載されていたことが、難しくて理解できていないことが多かったです。
アニメーションプリセットを一通り試した今、改めて見返してみると、随分理解できるようにもなってきました。
そして、これまで私自身が試してきたことは、アニメーションプリセットについての1つの側面にしかすぎないとも感じています。
アニメーションプリセットを攻略したとか、マスターしたというわけではなく、After Effects 2022に標準で搭載されていた、アニメーションプリセットをただ、試してみたにすぎず・・・・
他にも、(1)標準以外の効果的なアニメーションプリセットを外部から入手することもできるし、(2)自分自身で、アニメーションプリセットを作成することもできるし、(3)熟練した方が作成したアニメーションプリセットを調べることで、どのようにアニメーション表現をしたかを見ることもできるし、そして、(4)Adobe Bridge を使用して、アニメーションプリセットを参照することもできる。
まだまだ、アニメーションプリセットを使いこなしていく為には、やっていくべきことが多いのだなと改めて思いました。
さて、今後は、上記の(1)〜(4)について、順番はあまり気にせず、色々と試してみて、その結果についても記載していきたいと考えております。
ここから先は
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After Effects 2022に標準で入っているアニメーションプリセット(全564個)を手当たり次第試してみてその結果を掲載していま…
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