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【ワーホリ日記:11月27日(水)-Day100】ライの大冒険

今日の朝、嬉しい知らせが。3週間前から行方不明になっていた実家の犬が見つかった!

うちの犬、ライは十石犬という珍しい群馬県産の日本犬。赤毛で柴犬よりも少し大きいサイズで、イカツイ見かけによらずかなりのビビリだ。最初は近所に住むおじいちゃんの義弟のおじさんの家で飼っていたが、おじさんが足を悪くして散歩ができなくなったので、うちで預かることになった。

ライはビビリだが、散歩は大好きなので、いつも力一杯人間を引っ張って行こうとする。先日、妹が散歩に出かけようとしてつい気を抜いたら、引っ張られて、リードを付けていたのにそのまま逃走してしまったとのこと。

いつもなら、逃走してもおじさんの家に戻る(これに関しては偉い)のと、首輪におじさんの家の住所と電話番号が刻印されたプレートが突いているので、そこまで心配していなかった。しかし、2~3日しても行方が分からず、近所への聞き込みや、地元の友達への情報拡散で、行方を捜していた。

逃走してから約1週間後、近くの用水路につながる小さな川で発見され、救助されたが、また逃走した、との連絡が。これで一旦、どのエリアにいるのかは見当が付いた。そして、さらに1週間後、また近くの田んぼのあたりで目撃されたとの情報が。そして、その2日後、とある電話が実家にかかってきた。「友達からの拡散で、犬の情報を知ったのですが、○○市の路上でリードの付いた茶色い犬が死んでいるのを見ました。もしかしたらお宅のワンちゃんかもしれないです。」

これを聞いて、うちの母、妹は愕然。夜遅いにもかかわらず、すぐに現場に行ったというが、既に死骸はなかった。だが、私はこの話を聞いていささか疑問が生じた。電話で聞いた「○○市」とは、うちから35Kmも離れた市なのだ。数日前に近所で目撃されている犬が、2日ほどで35Km移動できるだろうか?

翌日、○○市の清掃局などに問い合わせたが、犬が回収された記録はないとのこと。さらに、飼い主の連絡先が明記されていれば、必ず連絡はすると職員の人に言われた。これで、本当にその「死んでいた犬」がライだったのか、はたまた別の犬だったのか、それとも狸や狐だったのか、分からなくなってしまった。でも、今頼れる情報はそれしかないのも現状。

その後、これといった進展もなく、もしかしたら死んでいた犬だったのかもしれない、と半ば諦めかけた今日。なんと無事保護、発見された!

救出された川からほど近くのお墓に隣接した公園にいるのを農作業中の人が発見。幸い、その辺りの農家には情報が拡散してあったのですぐにうちに連絡が来た、なんだかんだ恐るべし田舎ネットワーク。うちの妹が捕獲に挑んだが、ビビリなので田んぼに逃げ込んで出てこなくなってしまった。そこで、最終兵器、おじさんの登場。おじさんが来たら、自分から出てきて喜んでいたというライ。くやしいかな、もう4年以上うちで飼っている犬なのに、生まれたときから世話をしていたおじさんには敵わないようだ。

そんなこんなで、帰ってきたライは、あばらが見えるほどガリガリに痩せこけていたが元気な様子。本当に無事で良かった。

おさわがせしました★



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