【ワーホリ日記:Day8】汚部屋女子の片付け理論
8月27日(火)
8時に目覚めて、健康的野菜たっぷり朝ご飯を食べる。ガウリーがインド仕込みの本場チャイティー作ってくれて、すごく美味しかった。お陰でやる気に満ちあふれてきたので、部屋の掃除をした。
私は、部屋の片付けが苦手で、常に汚部屋住人である。ただ、誤解してほしくないのは、食べ物のゴミ等が散らかっている、いわゆる「ゴミ屋敷」ではなく、洗濯済の服や、スーツケースや、アマゾンの箱やなんやら、衛生的には放っておいても問題の無い(と思われる)物が散らかっている状態である。渡英前の1ヶ月なんてかなりひどかった。うちの猫でさえ、足の踏み場がなさすぎて「どこ歩けばいいんだよ、、」という顔をしている有様だった。
片付けは自分の中でかなりエネルギーを必要とする。例えば、いくら仕事で疲れて帰ってきても、料理はちゃんと作って食べられるのに、部屋は片付けられない。会社で年末の備品整理をしたときも、1時間くらいで頭が回らなくなり疲労感で動けなくなる。家事は、衛生面での清潔を保つ事は意識しているので、食器洗い、洗濯、お風呂掃除などの水回りを優先。その時点で、今日の家事エネルギーHPがなくなってしまうので、結局部屋掃除まで手に付かない。
最近、Xか何かで「部屋が片付けられない女は、いい女だ。」みたいなポストを見て、ちょっと元気が出た。その人曰く、いい女は外で人に気を配るなど外界でエネルギーを使うので、自分だけの領域である部屋がおろそかになる、みたいな理論だった。うーん、そう願いたい。でも、桃井かおりは「部屋が汚い女は絶対にキレイになれない。」みたいなことも言っているらしい。うーん、そうかもしれない。
こんな生活がどんどん積み重なると、気づいたときには、一朝一夕ではどうにもならない状態になる。そんなときに一番やる気が出る方法は、友達を家に呼ぶ約束を作る、ということ。最近だと、クリスマスパーティーをするために予定が入ったのでその時は必死に片付けた。お気づきであろうか、前回がクリスマスということは、半年以上まともに片付けないこともザラなのだ。そのくらい切羽詰まらないとやる気が出ない部屋の片付けを、今日はなんと自ら進んで始めた!えらすぎる。
スーツケースから必要な衣類を取り出しクローゼットにしまい、到着してからまだ掃除していなかった部屋の床を水拭きし(恐ろしいほどに汚かった)、すぐには使わない化粧品のストックなどを仕分けして収納した。スーツケース約2.5個分の荷物しかないからか、案外簡単に片付いてすっきり。汚部屋女はそもそも物が少ない方が良いのかもしれない。
そんなこんなで午前中を使い、ランチは抜いて、フラットメイト女子達と近くのスイーツショップへ。「バクラバ」というトルコのお菓子が有名な店らしく、それを食べてみた。砕いたピスタチオが敷かれたパイ生地のお菓子で、けっこうな甘さ。ランチを抜いていたのでかろうじて食べきった感はある。
その後は甘さを緩和するように、とりあえず歩きに行ってまた知らない街を散索した。
イギリスに来てから、ゆったり読書したり、アニメ見たり、料理したり、散歩したり、人間のあるべき姿みたいな悠々自適生活をしているのがとても幸せ。まあ、そのうち仕事さがし始めなきゃなんだけどさ。。。