カヤックで知床半島一周⑪(2日目の夕餉は何鍋!?)
2日目のサンセットは確か20時を過ぎていました。いつまでも明るいから時間の感覚がわからなくなってくる。でも、、お腹は空くんだよな。。。
『みなさん、そろそろ薪を集めてくださーい。 それと火を囲んで座るもの。大きい座り心地の良い丸太がいいな。」
そういいつつ火の番をするオホーツク老人ことチームリーダーは、皆が集めてきた小枝にいとも簡単に火を点け「ナベヤカン号」からおろしたでっかい鍋に水を灌ぐ。
ぐつぐつ音をたてて来るころに運ばれてきたのは丸鳥!夕日を浴びながら解体されていく様子はワイルド。。。そしてみるみるチキンスープの良い香りが辺りに広がる。
それにしても、やはりこの火床でさえ下は平ではなく石ころゴロゴロ。
よくこんなところで料理してくださったわ。。。神々しい。。。
最後はパスタまで投入されて、この日もお腹いっぱい。
食事の後は、このサンセットを見ながらウィスキーをちびちび飲むのが恒例になっていましたが、あまりに疲れているとお酒もそんなに飲めないという事が良く分かった今回。 必要なのはアルコール度数が低い冷たく冷やしたビールだという事もみなで共有した情報。
オホーツク老人「今ここにキンキンに冷えたビールがあれば、いくらで買います?」という問いに、全員すかさず「いくらでも出します!」と回答。笑
そしてさらにデザートはこちら。
いえ。笛吹童子ではございません。焼きマシュマロを食べてる人です。(私
しかもこれは確か、2つ目です。
自分で良い具合に焼き目を付けていただくのにすっかりハマってしまった。
良い年をしてこんな強烈な甘いものを嬉しそうに頬張る姿にもはや恐怖を感じる。。。。。。
夕食を終えて、デザートを食べ終えた後でさえまだ明るかったディナータイム。そこから今日一日の振り返りや、他愛のない話をしながら過ごした夕暮れタイムは心地よい疲労感も相まって、うっとりするくらい幸せでした。
なんですかね。ラグジュアリーなホテルのエアコンが効いた部屋で贅沢な夕食を終えた後に感じるものとは全く違う充足感。
足りないものなんて一つもない。どころか満たされて頭も胸もいっぱいで、
悩みも身体の痛みも(1日目に脛を強打してから痛かったんだけどね。)お風呂に入れないことも気にならないという信じられない状況。
元々、あまり仕事の事でうじうじ考える方ではないけれど、自分だけで解決できない事で悩まされる事はある。 なのにそんなことをすっかり忘れてた。 考えるのは「あぁ。テントまでは20歩は歩かないと」
「今日は満月らしいけど真上に来る11時まで起きてられるかな」
「水はどれくらい飲んでいいかな(夜中のトイレを避けたいから)」
なんて事でいっぱい!なんか楽しすぎる。笑
さて、すっかり日が暮れた頃の為に携えたヘッドランプを使ってそれぞれのテントへ戻っていこう。 明日も3時30分起き!
次は3日目♪