日商簿記3級をなめてた人の特徴
おはようございます。Yukiです。
今回は、日商簿記3級をなめてた人の特徴というテーマについて考察します。
簿記3級は、有名人やYouTuberが推奨するほど人気の資格です。また年間数十万人が受験している資格ですから、私も受けたいと思って申し込みを行い、実際に本試験を解いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、期待とは裏腹に点数がとれず、不合格になった方もいると思います。その心境を一言で表すと、「なめてた」に収束するでしょう。
もしかしたら、なめてたから受からなかっただけで、まあ本気を出せば次は合格できるだろうと考えているかもしれません。
たぶんですけど、そのような気持ちだと合格できません。もちろん、合格できる方もいると思いますが、次も落ちる人が多いと思います。
そうならないためには、簿記3級をなめてた原因を追求して、それを解決する必要があります。
今回の記事では、勉強を始める前は簿記3級をなめていましたが、そこから改心して第161回の日商簿記3級に一発合格した筆者が考察していきます。ぜひ最後までご覧ください。
なお動画も撮影しましたので、映像や音声で学びたい方は、下記を参照願います。
なめてた人の特徴はたった一つ
最初に、簿記3級をなめてた人の特徴を考えます。
特徴はたった一つです。それは、簡単に合格できるだろうと思っていることです。慢心から、あまり勉強しなくても受かると感じていたのだろうと思います。
ただ正直に言うと、なめてしまうのも仕方ないです。というのも、簿記3級は易しい資格であり、勉強時間が100時間程度で合格できると言われているからです。
易しい資格と聞くと、簡単にとれるのかと錯覚してしまい、さらに100時間なら1ヶ月頑張ればゲットできそうな感じがすると思います。
実はこれが落とし穴なのです。
資格の易しさとは、あくまでも相対的なものであり、簿記3級が簡単だと言い切れるわけではありません。簿記3級は、公認会計士や税理士試験と比較すると易しいのかもしれませんが、初学者には見慣れない言葉や手法がたくさん出てくるので、戸惑うことも多い試験なのです。
また100時間を確保するというのも、意外と難しいです。時間に余裕のある学生ならまだしも、社会人は仕事を抱えているため、勉強時間をほとんど作れません。残業や家事、育児があると、1日に1時間できない日も普通にあります。
つまり、100時間を確保しようとすると3ヶ月程度かかることもあるというわけです。このように深掘りすると、様々なことが見えてきますが、単純に易しい資格、100時間と言われると簡単に思えるため、なめてしまうのだと思います。
簿記3級をなめてたのはやむを得ませんが、合格したいなら100時間を目標に勉強しないといけません。
日商簿記3級は勉強しないと受からない
合格するために、どのような勉強をしなければならないかを解説します。
簿記3級を勉強する上で乗り越えるべきポイントは3つです。
・語句の意味を理解
・仕訳の習得
・時間内に終わらせる計算力
それぞれ解説します。
まず、語句の意味を理解することについてです。
簿記では、普通に生活していると聞き慣れない言葉が山ほど出てきます。たとえば、当座預金、手形貸付金、繰越利益剰余金など、初めて学ぶことが多いと思います。
おろそかにしがちですが、言葉の意味(売掛金は資産に該当するなど)を理解するということはマジで大切です。というのも、言葉が分からないと仕訳に失敗して点数が取れず不合格になることがあるからです。
日商簿記3級は記号と数字を答えて得点する試験ですから、記号選びで間違えてしまうと、思ったより点数が伸びないのです。ですから、合格したいなら言葉をかみしめつつ勉強してみてください。
2つめの、仕訳を習得することについてです。
仕訳は勘定科目という語句と数字を用いて取引を表す方法です。この手法も、初めて学ぶ人がほとんどだと思います。まずはこれに慣れることが大切です。
最初は、どの勘定科目が借方や貸方に記載されるかを理解するのも苦労すると思いますが、言葉の意味を理解して、問題演習を繰り返していけば自然と身についていきます。仕訳を間違えると点数が取れないので、テキストに出てくる仕訳は全てマスターする気持ちで勉強しましょう。
3つめの、時間内に終わらせる計算力についてです。
ここでいう計算力とは、微分や積分などの高校レベルの数学ではなく、小学校で勉強する算数のことを言います。言い換えると、算数ができると簿記3級の計算はできるということです。
簿記3級では、売上原価や貸倒引当金、減価償却費を算出する際に、足し算、引き算、掛け算、割り算の四則演算が必要になります。計算をして正確な値が算出されて初めて得点できるため、精度の高い計算力が問われるわけです。
そして問題数もそこそこあるため、スピードも重視されます。悠長に計算していたら、時間が足りなくて全問解き終わらないことも普通にありますので、速さも意識しながら勉強してみてください。
試験本番は電卓が使用できますので、数字を打ち込む速さも高めておくと時間内に終わらせられると思います。正確かつハイスピードで計算できるようになって、簿記3級に合格しましょう。
社会人なら簿記3級は取っておくべき
今回は、日商簿記3級をなめてた人の特徴について解説しました。
なめてしまう要因として、簡単に合格できるだろうと思っているからです。正直な話、なめてしまうのは当たり前かなと感じています。なぜなら、簿記3級は易しい資格であり、100時間で合格できると言われるからです。
一見すると余裕に思えるのですが、言葉を分解して考察すると様々な障壁があり、勉強しなくて合格できるほど簡単ではないのです。合格したいのであれば、言葉を理解しながら簿記の手法を学び、試験時間内に終わらせる計算力を磨きながら100時間勉強しましょう。
日商簿記3級はお金の管理を学べる素晴らしい資格ですので、社会人ならゲットしておきたいところです。この機会に勉強を始めて、就職や転職活動での評価を上げていきましょう。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
私が50時間で簿記3級に合格した方法は下記にありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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