宅建と簿記2級はどっちが難しい?【最終結論】
おはようございます!Yukiです!
今回は、宅建と簿記2級はどっちが難しい?という話をします。
宅建と簿記2級はどちらも大人気の資格で、受験を考えている方も多いと思います。また、難易度はどれくらい違うのか気になっている人もいるでしょう。
そこで今回は、宅地建物取引士と日商簿記2級をどちらも保有している筆者が、この論点に答えたいと思います。(2022年9月時点での見解)
さっそくいきましょう!
なお、動画でも解説していますので、映像や音声で学びたい方は、下記もご覧ください。
宅建の方がマジで難易度が高い
結論から言うと、宅建の方がマジで難しいです。
なぜなら、宅建は年に1回しか受験できないけど、簿記2級は年に何回も受けることができるからです。
正直に申し上げると、ここが難易度に最も差をつけていると思います。
試験の内容を考慮する前に、受験回数という観点から宅建に軍配が上がります。
以前は簿記2級も年に3回しか受験できなかったのですが、社会情勢の変化もあり、ネット試験が導入されました。このネット試験が、宅建と簿記2級の難易度を決める最大のポイントになったと思います。
たとえば、仮に不合格になった場合、また受験をしたいと考えても、宅建は1年待たないといけません。1年という期間は想像以上に長いものです。勉強した内容を記憶したり、宅建に対するモチベーションを維持するのが厳しいからです。
それに対して、簿記2級はお金、時間、会場がそろえば、週に1回以上受験することができます。つまり、模試感覚で本試験に挑戦できるというわけです。
ダメだったとしても、まあ次も受けられるから良いかと心の持ち様も違います。出費はかさむかもしれませんが、試行回数を増やせるので、合格までに何が足りないかを把握できて改善点を洗い出せるため、簿記2級の方が難易度が低いというわけです。
以上、受験のしやすさという観点から、宅建の方が難しいと言えます。
では、試験の内容や範囲の広さなどを考慮しても、宅建の方が難易度が高いと言えるのか。私の勉強時間や合格点を含めて考察したいと思います。
宅建は200時間以上の勉強で34点だった
まず、宅建についてです。
宅地建物取引士の試験内容は大きく4つあり、
・宅建業法
・権利関係
・法令上の制限
・税その他
これらの膨大な範囲から四肢択一で50問出題されます。
宅建は相対評価であり、50点満点に近い人から順に合格していき、合格率が約15%になるように合格点が定められます。
私は、2021年10月に行われた宅建試験に挑戦したのですが、そのときの合格点は34点でした。自己採点をしたら、私は34点でギリギリ合格できました。
体感として、マジでこれ以上勉強できないなと思うほど勉強して、本試験に挑んだんですよ。その結果がボーダーでした。なんとか合格できたので良かったものの、あと1問間違えていたら不合格だったというくらいギリギリの戦いでした。
どれくらい勉強したのかというと、おそらく200時間以上勉強したと思います。このときはアプリ等で計測していないため、だいたいの数字になりますが、半年以上コツコツ勉強していたため、200時間以上かなと思います。
合格から少し時間が経っているのですが、改めて宅建試験の何が難しいのかを考えると、膨大な範囲を理解と暗記をしなければならない割に、たった50問しか出題されないということです。50問しかないので、自分の得意な範囲が出題されず、手薄になったところが出題されることもざらにあります。
宅建は、本当に細かい知識を問題に出してくることも多く、自分が全く勉強していないような問題を解かなければならない試験でもあるので、そこが難しさを際立たせているのかなと感じています。このような試験に挑戦できる権利が年に1回しかないわけです。
簿記2級は100時間以下の勉強で90点超え
次に簿記2級についてです。
日商簿記検定2級の出題範囲は大きく2つあり、
・商業簿記
・工業簿記
上記のとおりで、それぞれに深い論点がある内容となっており、大問5つの100点満点です。
簿記2級は絶対評価であり、合格基準が70点以上です。各大問に足切り点はありません。
私は、2022年9月にネット試験を受験して、合計92点で合格できました。
正直にいうと、問題の運が良かったのは間違いないです。なぜなら、基本的な問題や個人的に得意な問題が多かったからです。なので、計算ミスをしなければ確実に受かっただろうなと思いました。まさか90点を超えるとは予想していなかったですが、70点以上は堅いと思える試験でした。
ネット試験を受験したときの私のレベル感でいうと、統一試験の過去問や予想模試が70点を超えるくらいの実力でした。その状態で挑戦して90点オーバーの高得点合格でした。
どれくらい勉強したのかを考えると、100時間以下だと思います。今回は計測アプリで勉強時間を測っていましたので、その記録を見ると64時間でした。測定漏れを考慮しても、100時間は超えないだろうと思いますので、100時間以下で合格できたのは間違いありません。
ここで伝えたいのは、私が100時間以下で合格できたことを自慢したいのではなく、合格ラインを超える実力を持つ人であるなら、ネット試験の試行回数を増やせば受かる確率は高いということです。
つまり、仮に落ちたとしても、数をこなせば自分の得意な問題にあたる可能性が高いので、高確率で合格できるというわけです。
簿記2級の難しさを考察すると、暗記量はそこまでないけど、計算量は結構あるので、計算が苦手な人にとっては難しい資格だと思います。裏を返せば、算数や数学が得意な人は、比較的少ない勉強時間で取得できる資格です。
もちろん、人により得意不得意もありますので、一概には言えませんが、暗記量の少なさから簿記2級は比較すると易しいのです。
以上をまとめると、受験回数、勉強時間、合格点、試験内容など総合的に判断して、宅地建物取引士試験の方が日商簿記検定2級より難しいと言えます。
宅建と簿記2級はどちらも難しいが取得すべき資格
今回は、宅建と簿記2級はどちらが難しい?という論点について考察しました。
結論を言うと、宅建の方が桁違いに難しいです。
というのも、1年に受験できる回数や試験内容、合格に至るまでの勉強時間など、様々な角度から考えてみても宅建の方が優っているからです。
もちろん、細かいところを見ると簿記2級の方が難しい部分はあると思います。
とはいえ、大局的な視点を持つと、宅建の方が難易度が高いと言えるでしょう。
今回紹介した宅地建物取引士と日商簿記検定2級は、就職や転職に役立つ資格になりますので、今のうちに挑戦してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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