「捨てる」のではなく「譲る」
フランスへの出発まで、あと5日!
最近は、帰国後も不要になるであろう家具や家電、着なくなってしまった服を、SNSを通してお譲りしています。
取引を通して、物のやり取り以上に得られる繋がりや満足感があることに気づいたので、気持ちが新鮮なうちに記録を…
お洋服のお譲り方法
もともと気に入った服をずっと着続けるタイプなので、そこまで服の数が多くはない(はず)の私ですが、それでもスーツケースに入りきる量に選別しなければならず、、
まずは持っている服を洗い出して、以下の3つに選別。
①フランスに持っていく
②持って行けないけれど今後も着たい
③手放す
次に、②の服は実家に一時保管し、「③手放す」と決めた服をさらに
誰かが着てくれるなら手放してもいいもの → インスタグラムで呼びかけ
まだ着れるけど譲るには抵抗がある使用感のもの → Passto(衣類回収サービス)の利用
汚くて再利用できそうにないもの → 掃除に使って捨てる
上記のように分類し、それぞれの方法で手放すことにしました。
インスタグラムで呼びかけ
綺麗だからまだまだ着れるし、すごく気に入っていて思い出もあるけれど、最近着なくなってしまった服が何着があり、回収ボックスにポイっと入れるには名残惜しかったので、インスタグラムのストーリーで欲しい方がいるか聞いてみました。
ブランドものでもないし、1,2着誰かに使ってもらえたらいいな〜くらいに考えていたのですが、何名もの方からメッセージをいただき、4着すべてお譲りすることができました…!
(とはいえ、1着は実妹が光の速さで返信してきてあげることにしたのですが、、笑)
ありがたいことに最寄り駅までいらしてくださる方もいて、すべて手渡しすることができたので、お茶しながらお話することに。
以前働いていたブランド(maruo vintage)のお客さまとして、店頭でお喋りしたことはあった方々だったものの、「スタッフとお客さま」という関係性を取り払った状態でお話しするのは初めて。
maruoスタッフとしてではなく、私自身の生い立ちやキャリアについて話したり、逆にお相手のお仕事やキャリア、さらには価値観の共有まで深くお話しさせていただき、個人として自分自身に興味を持っていただけたことが本当に嬉しくて…
これからの挑戦を応援してくださる仲間が増えたような心強い気持ちと、実際に物を通して繋がりが強くなった感覚があり、自分がまったく期待していなかったパワーを得ることができました。
PASSTOの利用
PASSTOは、使わなくなった衣類や小物を回収し、リユースやリサイクルして循環させるシステム。
全国の郵便局やショッピングセンターなど全国3,000箇所以上の施設に専用ボックスが設定されていて、不要になったアイテムをボックスに投函するだけでOKです。
まだ使えるけれど、友人やフォロワーさんにお譲りするにはちょっと古すぎる服などは、PASSTOを利用しました。
さまざまな衣類回収サービスがありますが、PASSTOを運営する株式会社ECOMMITさんは信頼度が高いと感じていて、回収ボックスも近所にあるため、これまでにも何度か利用しています。
回収品はプロピッカーの手で丁寧に選別されているため、再流通率は98%だそう。
需要のある場所へ必要なものを届けるマッチング力で、リユース率は脅威の85%!
(衣類回収サービスは、リサイクル目的のものが多い印象)
どうしても再利用できない残りの13%はリサイクルされますが、マテリアル・ケミカルリサイクルを優先し、サーマルリカバリーは極力回避されていて、とことん『循環』にこだわっていることがわかります。
公式サイトの詳細やnoteも読みやすくて、循環型社会のイメージにワクワクするので、ぜひ見てみてください!
ジモティーでのお取引
家具や家電は、ジモティーでお譲り先を探しました。
海外渡航用のスーツケースを探している時に、受け取る側としてジモティーを利用しましたが、お渡し側として利用するのは初めて。
自分が探している時に気にしていた点(サイズや状態、写真など)はきちんと載せたい…という性格的なこだわりの強さが出て、丁寧に写真を撮って投稿文も詳しく書いたおかげか、素敵な方へお譲りできることが多くて安心でした。
ご縁があった方の中には、シングルマザーとして子育て中の方や、事情がありシェルターで暮らしているママさんもいて、、
私が使っていたものが、お譲り先の家庭で活躍し未来を生きる子供たちの役に立つかもしれない…と想像すると、物を手放したこちらまで満たされた感覚があり、譲るって素敵なことだなぁと感動しました。
気づきと改善点
こちらが丁寧に記載して対応すると、相手も感じよく対応してくださることが多いものの、初めてゆえの準備不足による気づきや改善点もあったので、記録。。
最も難しくて課題を感じたのが、価格設定。
自分が不要なもの=需要がないのでは?と感じてしまい、古いからといってテレビを¥0で掲載したところ、十数分で20件以上の問い合わせが来てしまってパニック!
徳に掲載直後はサイトのホーム画面や検索結果の上位に表示されるので、有料にしたほうが良かったと反省しました。
また、¥0で掲載したアイテムの中には、¥1000出すのでお譲りください、というようなメッセージも多くきましたが、メッセージが雑な印象だったり直前でキャンセルされたり、あまり気持ちの良いやり取りではなかったので、価格設定は相手の質にも関わるのだと感じた。。
お金のやり取りが発生するとトラブルの元にもなるし¥0の方が譲る際のハードルは低いけれど、問い合わせの対応や取引の準備(お掃除等)に手間がかかることも踏まえたら、無料か有料かの見極めは重要だと思います。
お洋服や家具家電のお譲りを通して、自分にとっては不要で出番がない物が新たに活躍の場を得ることができ、やり取りをした人同士が心もつながり合えるなんて、取引以上の価値がある行為だなぁと感じ。;lました。
今後も物を手放す際には、「捨てる」のではなく「譲る」をまず考えていきたいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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