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54. 口出しおばさん

私は何かをやるときに、論理的に適切かどうか、がすごくきになります。また、目的に沿っていないとやる気が起きないことが多いです。
少しでも「これって意味あるのかな?」と思ってしまうと自分事化できないし、全力を出せない。

バングラに来てから「これって意味あるの?」「ちゃんと論理的に検証したの?」と思うことは山ほどあります。「宣伝のために本を出版するんだ」「Facebookにコンテンツを投稿するんだ」とか、いろいろ言われても、「その本を見てどれだけの人が私たちのサービスを買うの?」「投稿する前にどのような顧客がターゲットになるか調べたの?」とかとか。せっかくみんなが「やるぞお!!」ってやる気に満ち溢れているのに、何か突っかかるたびに苦言を呈しています

この自分の立場がすごく難しいです。
なぜかというと、「これは違うんじゃない?」と思っても、「じゃあどうしたらいいの?」に対する答えを持っていないから。

BacBon(私のインターン派遣先の現地企業)はすごくスピーディーです。だから、「とりあえずやってみよう!!」精神がとても強い。「このアクションはあまりにもとりあえず感が強いんじゃないか…」と感じることがすごく多い。違和感を抱くことはできるんです。でも、とりあえずやる前にどういうステップを挟むべきか?が難しい。そもそもスピーディーな組織の中で働くにおいてステップを挟むべきなのかもわからない。スピーディーさはこの組織の強みでもあるので潰したくもない。

だから、いちいち水を差すのが嫌になることがあります。ビジネス経験のないペーペーの学生インターンが何かを言ったところで…と自信を失うことが多いです。

でも、私が少しでも「ちょっとまった!」を出さなければ、そのまま物事は進んでしまうから。この立場はちょっと大変だけど、自分の疑問や違和感を信じてみんなにそのまま伝えることがきっとこの組織に少しでも貢献していると信じて、毎日「それってどうなの?」ってばかり言う口出しおばさんになってます(笑)

「じゃあどうしたらいいの?」に答えられるよう、もっともっと学ばないと。まだまだです。


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