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黄泉の国へようこそ!


「唐突ですが、地底人ピコとの共同制作をやめ、黄泉の国の神…

閻魔さまに交代してもらいました…

(白目。絶命しそう)」

閻魔さま(黄泉の国の神さま)
「カカカカカカ。おまえ、相当悩んでいたようだな。しつこいピコに(低〜いガラガラ声)」


「そうです。そうなんです。しかしすみませんが…その話は込み入ってるので、あとで記事にしていきたいと思います。
閻魔さま!今日も骸骨モードですか…笑うと歯が鳴って、相変わらずロックですね!でも昨日は人型をとって、インディアンみたいな感じで現れてくれましたが…」

閻魔さま
インディアン酋長。あの外見は私の性質をわかりやすく表現しているだろう?」


「あの姿は、

閻魔さまが実はかなり陽気

だということを表現してるとは思いました。始終笑ってる、みたいな」

閻魔さま
陰が極まると陽に転ずる。万物の原理だ。

超高次元にもっとも近いのは、地獄だよ」


「だから太陽燦々と浴びてる雰囲気なんですねえ。そして昨日…

閻魔さまにあの世を案内してもらったんですよね〜。フッフ〜♫

あの世…地獄が、あまりに特殊な周波数で!全部キャッチできたかは自信がありませんが。
まず巨大な閻魔さまが閻魔帳片手にスタンプ押してて…」

閻魔さま
「スタンプは3種類ある。天国コース、ちょっと遊ぶコース、そして…

魑魅魍魎(地獄)コースの、3つだ」


この魑魅魍魎(地獄)コースってのがねえ…すごかったですよ!

妖怪と浮遊霊たちが同じ空間に存在してるんです!」

閻魔さま
妖怪たちの中でも人に危害を加えそうなものは、古民家にぶちこんで好きなだけ暴れさせている。あそこの障子は開けるなと言っただろう?」


「はい。でもドタドタ音がして、スキマからはろくろ首とか傘小僧が走り回ってるのが視えましたよ。中は意外と広そうでした」

閻魔さま
「もし開けたら、やつらは幽体離脱して見学中のおまえを喰うだろう。そして地上へ出るだろう。それは危ないから、妖怪屋敷に閉じこめているんだ」

私「妖怪ってほんとにあんなに種類、いたんですね…」

閻魔さま
「いる。かつては妖怪も人間と同じ空間で暮らしていた。でも奴らが姿形を隠したりできるせいで、人間が平和に暮らせなかった。そこで棲み分けとして、

地獄が妖怪どもを引き受けたわけだ」


「ひえぇ〜…じゃあ、屋敷の中にではなく、霧のなか竹林を闊歩していたひとつ目小僧なんかは…安全な存在だってことですか?」

閻魔さま

「安全な妖怪は放牧させてる」

「妖怪を放牧…!?

あまり聞かないフレーズですね。すごく新鮮です!」

閻魔さま
「他の浮遊霊たちについては、川に引きずりこむタイプの危険な者などを、地獄が引き受ける。あとは餓死した者のための食堂がある」


「あっ!そうでしたね。囲炉裏が10くらいあって、薄〜い人間?幽霊?影のようなものが、20人ほど正座していました」

閻魔さま
現代では餓死者は多くないから、いまあそこにいるのは明治時代以前の者が多いかな。

あとは読経地獄もある」


「あの、たった1人のお坊さんが延々と読経してるお寺ですね。ありましたありました!地獄の竹林のそばに。あれってなんなんですか?」

閻魔さま

「読経しすぎて狂った坊主だよ」


読経ってやりすぎると狂うんですか!?」

閻魔さま
「まあ…狂うというより……

成仏できない魂たちに同情しすぎてるんだろう」


優しすぎて狂っちゃった感じですかねえ…仏門って難しいですね。般若心経唱えてれば開運する!みたいなライトな感覚の私とは、えらい違いです」

閻魔さま
「カカカカカ。おまえそんなことしてたのか。おもしろいやつだなあ!人間は変なことばかりする!(ニコニコ)」


「やっぱり神仏からみると、人間て変なんですね…」

閻魔さま
「おまえを4000年追いかけている、ドルイド教の邪神がいるだろう?

メデューサ。あれは、頭が蛇だが。

何か気づかないか?」

(先日地球上空をとことん上ってみたら、メデューサのような女性が、頭から蛇を飛ばしていた。このメデューサは私を追跡し続けている古代ケルト宗教の、ドルイド教の神。閻魔さまは飛んでくる蛇を打ち消してくれている)

私「え?何かって…」

閻魔さま
人間たちがあの蛇だらけの頭を、ファッションにしているじゃないか。

ドレッドヘアといって」


「…あー!ほんとだ!ドレッド…ドルイド……ええぇ〜!?じゃあ人類は、

自分の魂を食べてしまう悪神の髪型を、おしゃれとして楽しんでるってこと!?」

閻魔さま
「カカカカ。気づいたか。地球に記憶抹消ルールがあるとはいえ、

あれでは殺人鬼を真似してるようなものだからな。

神仏やエイリアンたちからしたら、人類のやることが不思議で仕方がないよ(ニッコニコ)」


「そういう霊的な背景がわかってくると、むしろドレッドヘアに憧れてしまいそうですよ…!私を殺そうとしている蛇だというのに…!」

閻魔さま
その感覚は人類ならではだな。おまえはかなり人間転生が長いから、すっかり染まっている」


「わたし、今回で人間転生をいったん終えるって言われてます。ピコに」

閻魔さま
「それはどうかな…ピコに接近禁止令を出したからな。おまえはもうピコにあちこち連れていかれることはない。おまえの魂も、私と同一神である国常立大神に、半永久的に預けたしな。おまえは創作が好きだろう?ピコのようなやり方ではない、違うやり方での創作が後半生、待っている。そうするとまた、来世は地球がいいと思うかもしれんぞ?」

私「あっ…そうか…そういえばそうですね…」

ここで会話を中断。
ここ数日での黄泉の神さま(閻魔さま)、ピコ、パパ上、月読尊さま等とコンタクトがあって、訳わからなかったので細かく記事にしきれません。
でも書き残したいから、深夜に、書こうかな…

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五月女夕希/野良漫画家
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